ハデス/ネタバレ

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はです
この項目はプロマシアミッションを進めていることを前提として書かれています。
プロマシアミッションネタバレについては「プロマシア/ネタバレ」などの項目を参照してください。

ハデスの正体についてはアドゥリンミッション水園の決闘」以降で明らかになる。
ハデスの誕生
不死公テオドールによると、記憶さえも朧になるほどの遥か昔において、ハデステオドールも普通の人間であった。しかしハデスはあらゆる研究の末、輪廻の理から外れて遂には人間であることさえ越えることに成功したという
注釈1
ただし、ハデス自身は「幾重の転生を繰り返してきた」と言っていることや、スコクルの調査結果を見る限り、「輪廻の理から外れる」=「自身の魂を他者に移して転生する」だと思われる。ただし、テオドールに不死の異能を与えていることや、1度モリマーに殺されたハデス=メルヴィアンが復活していることから、その気になれば自身を不死化することもできるようである。


しかし、人としての境界を越え、人智の及ばぬ力をその手にしたハデスは1つの理想に憑りつかれることになる。それは
『永遠に消えない魂に刻まれし闇より、
すべてのモノを救済すべく
死による、全から一への回帰を行う』
というものだった。
ハデスの理想
心の闇に関する詳細はプロマシアミッションで語られるが、人間は黄昏の男神プロマシアの一部である虚ろなる闇をその身に宿しており、年老いて死んだり、心の闇を抱えているのはその影響によるもの。そして、虚ろなる闇の影響で人間は1つに戻りたいと心のどこかで願っている。

おそらくハデスは研究を通して心の闇の存在を見出したのだろうが、ハデスの抱いた理想は救済どころか「プロマシアへの回帰」そのもの。おそらく闇にあまりにも近づきすぎたため、人を越えた存在になる過程でむしろその魂は虚ろなる闇に強く囚われてしまったのだと思われる
注釈2
プロマシアミッションには虚ろなる闇の呪縛から解き放たれ、不死の存在となった古代人が登場するが、ハデスの取った方法はこれとは異なっていたのだろう。


テオドールハデスが何を見出したのかは分からなかったが、「心の闇を晴らすことに専心し、あなた自身がその闇に囚われている」とハデスに訴えていることから、ハデスの置かれた状況についてはテオドールなりに理解していたようである。
冥王の誕生
人を越える力を手に入れたハデスはじきに異世界タルタロスを発見し、理想の実現に向けて邁進することになる。冥王を名乗るようになったのもこの頃から。

従者テオドールに不死の異能を与えて不死君とし、タルタロスから他の三魔君闇の眷属などの手下をかき集めてウルブカ大陸に差し向けた。その結果、ウルブカ大陸に生ける者たちとハデスの間には長い戦いが起こることになる。

また、普通に殺しただけではその魂はクリスタルに還って再び転生してしまうが、女王種ロスレーシャラ・カザナル宮天守において
『感じます。この者らの魂が、冥王に囚われていた魂と共にまだこの場に留まっているのを。』

と述べていることから、冥王は魂を捕えて転生できないようにしていたようである。この魂の捕縛のためには必ずしも相手を殺す必要はないようで、生きたまま魂を捕えると相手は昏睡状態に陥ることになり、アドゥリンの市民に「呪い」と呼ばれる原因不明の奇病をもたらした
注釈3
ミッション吸魂石」では、アシェラが魂を吸魂石に捕われて意識を失う場面が出てくるが、原理的には同じようなものだと思われる。

初代王との戦い
この状況を変えたのが、ウルブカ大陸の開拓に乗り出した初代王オーグストである。

元より「生けるモノを皆殺しにして1つに回帰する」ハデスと「新天地を開拓して国を発展させる」オーグストの立場が両立するはずもなく、ハデスオーグストは激しく対立することになる。

最終的にハデス側は三魔君を失い、自身も封印されたが、オーグストラ・カザナル宮に魂を囚われ、モリマー以外の初代十一騎士を失うという痛手を被った。何より、ラ・カザナル宮の封印を維持するため(世界樹の力を保つため)に、ウルブカ大陸の開拓を断念せざるを得なくなったのがアドゥリン王国(当時)にとっては痛手だったと言えるだろう。

もっとも、今代においてハデスは「時は来たれり」とメルヴィアンの魂に呼びかけて復活している。最初から転生していたのか、世界樹が枯れて封印が緩んだ隙に転生したのかは定かではないが、人の中に潜んで機会をうかがっていたようである。

かくして冥王ハデスは復活し、再び開拓を再開した神聖アドゥリン都市同盟、そして招聘された冒険者たちの前に立ちはだかることになった。

なお、2代目の不死君バラモアハデスタルタロスから新たに連れてきたのだろうとテオドールは推測しているが、バラモア自身はLolaOstonがピチピチだった頃からスカームを作るという活動をしていることから、ハデスの復活がいつ頃から始まっていたのかは、バラモアの出自も含めてまだ謎が残されている。
ハデスの出自
ハデステオドールの出自については「記憶さえも朧になるほどの遥か昔」という程度で詳細な情報がないため、古代人なのか、古代人と同様の技術ないし遺跡を利用している現生種なのかは定かではない。ただし、初代王の時代について「森の主たる金虎はそれまでも闇の眷属と長い戦いを繰り返していた」という文書がセレニア図書館にあることテオドールが不死君となってから初代王と会うまでタルタロスをさまよっていた月日について「一体どれほどだったか、覚えてはいない」と表現していることから、初代王よりもさらに古い時代から活動しているのは間違いないといえるだろう。

また、ドゥエルグ族の研究者スコクル(Skokkr Undrborn)によると、ハデスはかつてSkokkr Undrbornの弟子として魂の研究をしていた時期があったらしい。スコクルハデスの模造魂魄を調べ、ハデスについて次のような話をしている。

スコクルハデスが一緒に研究をしていた時期は定かではないものの、ハデスのいう「転生」とは、「自身の魂を他者に移し替えることで記憶と能力を保ったまま新しい生を得る」ということだと思われる。
ガルカ転生が始まったのが5000年前であるため、スコクルの推測が正しいとすればそれ以降に生まれた現生人類であるということになる。

ハデスが生まれた時期については【Teodor/ネタバレ】項も参照のこと。
関連項目
ハデス】【プロマシア/ネタバレ】【Teodor/ネタバレ】【七支公/ネタバレ】【タルタロス/ネタバレ】【Melvien/ネタバレ

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