Melvien/ネタバレ

記事名読み
めるう゛ぃあん
メルヴィアンの人となりは、「アドゥリンの断章」内の外伝「メルヴィアンの手記より」に良く表れている。

最初のうちはアドゥリンの将来を憂い、民が飢えないよう腐心する憂国の士といった人物像のメルヴィアンだが、第三章のあたりから不審な言動が表れ始め、第四章では突如失踪してしまう。

そしてリファーリアに現れたメルヴィアンは、世界樹再生の妨害、アシェラの殺害未遂など、数々の凶行に及び、モリマーの反撃によって殺された。

第五章ではメルヴィアンは復活して冥王ハデスとなっているが、これはハデスに体を乗っ取られたというより、元よりメルヴィアンハデス転生体で、時が来たことでハデスとしての自我が徐々に目覚めていたようである
注釈1
後述の隠しメッセージや、ハデスが幾重もの転生を繰り返していることからそれと分かる。


クエストメルヴィアン殺人事件」では、メルヴィアンが10年前に落雷で死にかけていること、九死に一生を得てから人柄が変わったことが明らかになっており、生まれたときからではなく、この時からハデスとなっていたことが示唆されている。

モリマーに殺された後、メルヴィアンカミール山麓で遺体が発見され、僻地に分け入って命を落としたことにされた
注釈2
アドゥリンミッション終了後のセレニア図書館の資料では、「魔境調査の折、カミールの地にて志半ばに落命。享年26歳」とあるので公の記録は変わらなかったようだ。
モリマーアシェラの負担を減らそうとメルヴィアンのことは伏せておくように告げるが、十二名家当主たちの前に復活したメルヴィアンが姿を見せたことでかえって裏目に出てしまった
注釈3
後にアシェラが当主達からの信用を失うようバラモアが仕組んだ事だと判明する。


なお、復活後のハデス=メルヴィアンは更にハデスの自我が強固になっているのか、目が赤く光る人間離れした容貌になっている
注釈4
十二家会を効果的に混乱させるためか、アドゥリンミッション不死君バラモア」で十二名家当主たちの前に現れた時には、目を閉じてそれを隠している。


その後もメルヴィアンとして生きてきた人格がハデスの人格と戦って動きを鈍らせる…というありがちな展開になることはないため、メルヴィアンとしての人格はハデスによって完全に上書きされてしまったと思われる。

ちなみにこの人物、左右の耳に色形状の異なる耳飾りをしている。
この耳飾り、よく見ると右耳がエナベートピアス、左耳がエテオレートピアスのようである(いずれも「Perfidien」がドロップする)。
カウントガーブや、カウントカフスもそうであるが、細かい設定をグラフィックにまで反映させた開発のこだわりが見えて興味深い。
トリビア
外伝「メルヴィアンの手記より ~魂の傀儡~」では以下の記述が出てくる。
競齋アエ魂時は来魂
シ開テ案レフイ不イヴアスグ三西ワ目魂たれり魂
ス治青京開蛟世治魂我が魂被近レ優ビ宝ア西ギ
魂元に還れ魂開宿開広運民パ防武運開運港運倉運飛運倉漁市免工ウ飲
魂我が分魂衛食薬娯工開工下マパ野下娯掲下ラ魂身よ魂ドウき実野マ

この文章は「魂」と「魂」の間を抜き出すことで解読することができる。
時は来たれり
我が元に還れ
我が分身

アドゥリンミッションを進めると、メルヴィアンの中のハデスが彼を徐々に変容させていったことが分かる。
関連項目
Melvien】【アドゥリンミッション】【ハデス】【メルヴィアン殺人事件

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