ドゥエルグ族は古来より手先の器用さで、数々の武具や装身具の製作に携わってきた歴史があるが、
スコクルはその手の職に向いていなかったために学問の徒となった。そこで「魂」というテーマの虜となり、悠久の時を魂の研究に捧げてきた。
ベガリーインスペクターもその研究に関する実験の1つで、
冒険者のことを「
クライアント」と呼びつつも、実験対象としか考えていないフシがある。
研究の成果の1つが「魂を他の器へと自在に移し替える」(
ジャンクションする)というものであり、この技法は
モンストロス・プレッジで結実している。
研究の一環として、自身の魂をベースにした模造魂魄を放棄された人形(
マネキン)に移してそれがどう行動するかを観察するというのもあるが、本人も結果を忘れているらしい
。
蝕世のエンブリオではオリジナル
フェイスの
ミスラ「スコー・ウンドレイ(
Skhoh Undhreh)」の姿でも登場する。この姿の時は「
ニャ」を多用するなど、
スコクル本来の口調とは大きく異なっているが、それが演技なのか、
ミスラの姿に引きずられているのかは不明。
また、
ハデスはかつて
スコクルの弟子であり、共に魂の研究を行っていた。ただし、
ハデスは
スコクルとは異なる着眼点でアプローチしており、
スコクルはそれに気づいて
ハデスのことを称賛していることから、途中から二人は別々に研究を行うようになり、異なる成果を得るに至ったようだ。
さらに、
武器ではあるが主体が魂であるためか、
レリックウェポンの製作にも関わっていたことが
蝕世のエンブリオで仄めかされた。また「トルー
エル・アスルフ(Troels Asulf)」という兄弟子がおり、共に
プライムウェポンの制作に関わっていたらしい。