七支公/ネタバレ

記事名読み
しちしこう
神聖アドゥリン都市同盟では、森の守護者、開拓を進める上での障害といったイメージで伝えられる七支公だが、実際には必ずしも人間と敵対しているわけではなく、そもそも森を守護しているのも初代王との盟約に基づくものである。

不死公テオドールによると、元々自身を除く6体の支公はタルタロスという異世界の存在だった。当時のテオドールタルタロスで彼らを屈服させ、冥王ハデスに忠誠を誓わせたが、真に屈服したわけではなかったため、長らく幽閉されていたという。

またテオドール初代王ウルブカ大陸の奥地に進む過程で最も激しく抵抗したのが彼ら七支公で、彼らは倒されたのちに初代王に忠誠を誓ったとも語っている。

光の龍ハーサーカによると、七支公のうち不死公を除く六公はハーサーカともども「日も差さぬ星の光も届かぬ彼方」に閉じ込められており、そこから解放してくれた初代王に忠誠を誓ったのだという。

これらの情報を総合すると、タルタロスに幽閉されていた不死公を除く七支公たちを屈服させ、そこから連れ出したことで、七支公たちは初代王に忠誠を誓ったのだろう。

なお、不死公テオドールのみは出自が異なっており、元々はハデスに仕える人間だったが、ハデスに従って人外の存在となり、三魔君の一人「不死君」となった。しかし、初代王オーグストとの戦いの中で心を開き、初代王に忠誠を誓って不死公となったという。

七支公たちは東ウルブカ地方を六つに割り、「人間を遠ざけ、森を護れ、大地の守護者たれ」という初代王との盟約を守り、森の守護者となった。同時に大冥宮ラ・カザナル宮)へと続く各地の六つの道を見張っている。

なお、語られていない初代王との盟約に『実力を認めし者に大冥宮への道を開く』と言う役割も担っている。初めて七支公に勝利した際に手に入る各種古ぼけた紋章こそがその名残であり、この紋章を持っていれば、東アドゥリンの各地にある閉ざされた入口を通ってラ・カザナル宮にアクセスすることができるようになる。大冥宮を封じているのではなく、門番として内外共に監視する役目こそが本来の七支公の役目のようだ。

もっとも、ハーサーカによると長い時を経て当時の記憶が定かではなくなったものや、長きに渡る代替わりを経て獣化し、護り続けている理由を失ってしまったものもいるようで、縄張りを守る野獣さながらにねぐらに侵入してきた人間には容赦なく襲い掛かってくる。なお、クムハウのみ未だに別格らしくダラクァルンを『彼』と尊敬を込めて呼ぶような知性と理性があり、それなりの条件とリスクは必要だが会話をすることも可能。

なお、出自の異なる不死公だけは守るべき領域は割り当てられておらず、またハーサーカは「気ままなやつ」と評しており、一所に留まっているわけではないらしい
注釈1
プレイヤーの間ではテオドールが登場時点から不死公ではないかと噂されていたが、アドゥリンミッション黒衣の紳士の招待」でその推測が正しかったことが明らかになった。
テオドールとはアドゥリンミッション水園の決闘」で戦うことになる。

開発段階ではクムハウだけでなく各七支公に台詞が考えられていた。初期段階の七支公の設定はファミ通Connect!Onで特別に公開されている(外部リンク参照)。
アドゥリンに伝わる伝承について
これら七支公ハーサーカに関する正確な情報は、セレニア図書館に保管された禁帯出の歴史書にすら記載されておらず、神聖アドゥリン都市同盟では「開拓の障害」「大災神」といった誤ったイメージで伝えられている。

これについてはアドゥリンミッションときの声」においてハーサーカからその理由の一端が語られている。

ハーサーカ初代王の遺志を継ぐであろう者は七支公を従えることになると考え、人間たちに七支公と呼ばれる存在が立ちはだかるであろうと思い込ませることにした。ハーサーカカミール山の山頂から、人間たちの心に向けてテレパシーを放ち、それがいつしか人々の口の端にのぼるようになっていったという。

七支公として人間の前に現れることがない不死公も含めて「七」支公として伝わっていたことや、開拓において「越えなければならない壁」として七支公の存在が伝えられていたのは、このようなハーサーカの干渉もあったからのようだ。
関連項目
七支公】【August】【Sajj'aka】【Teodor
外部リンク
『ファイナルファンタジーXI』開発チームから“七支公”と“ミッション報酬リング”の秘密が到着!ファミ通Connect!On

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