陽忍

忍者のジョブアビリティの一つ。2009年7月21日のバージョンアップで実装された。

レベル40で習得する。効果時間は5分、再使用時間は3分。サポートジョブでは使用できない。
陰忍と同枠で、お互いに後から使用したアビリティで上書きする。

敵の攻撃を受け止めるための能力を強化するアビリティ。
効果時間が再使用時間よりも長いことから、侍の八双と星眼のように状況に応じて逐次切り替える使い方が可能。

アビリティ発動時に発生するヘイトは累積0/揮発320。
以下の項目はアビリティ使用直後は±30ポイントで、以降15秒ごとに1ポイントずつ減衰し、効果終了直前では±10ポイントとなる。

• 敵対心+30 ～ +10
  
• 忍具の知識+30 ～ +10
  
• 命中-30 ～ -10
  
• 標的の正面時限定
  
  • 回避+30 ～ +10
    
  • 被クリティカルヒット率-30% ～ -10%
    

さらに空蝉の術で発生するヘイト（累積0/揮発160）を、累積160/揮発480に変える。
空蝉の術のヘイトを引き上げ、壱→弐→参と回せば魔導剣士のフォイル（累積320/揮発900）を上回るヘイトを稼ぐこともできる。
TODO:柳生の漆黒で範囲化させた時に人数比例で発生するヘイトはどちらの値が基準か。

陽忍/陰忍の効果が、正面/背後・敵対心アップ/ダウン・命中ダウン/アップ・回避アップ/ダウン・被クリティカルヒット/クリティカルヒット・忍具の知識/忍術ダメージと、きれいに対称形を成している。

分類	名称	効果
メリットポイント グループ2	陽忍効果アップ	陽忍中、最大HP+50×5段階
ジョブポイント	陽忍効果アップ	回避+2×20段階

ジョブポイントによる回避+の効果は、デフォルトの陽忍の回避+と同じく、標的の正面時限定。

※はオーグメントにより付与されたもの。

分類	名称	性能	Lv IL
頭	真甲賀半首	※陽忍効果アップ	90
	望月半首		109
	望月半首改		119
	真望月半首
	極望月半首
両脚	伊賀袴改	陽忍性能アップ（カウンター+5）	83
	真伊賀袴	陽忍性能アップ（カウンター+10）
	服部袴	陽忍:カウンター+12	109
	服部袴改	陽忍:カウンター+14	119
	真服部袴	陽忍:カウンター+16
	極服部袴	陽忍:カウンター+18

オーグメント「陽忍効果アップ」は真甲賀半首に付与される。打ち直し品の望月半首以降には最初からオーグメントが付与されているが効果は同じ。
効果はメリットポイントの強化段階に伴って性能が変化し、能力値1につき最大HP+10。
アビリティ使用時ではなく、装備している間のみ有効。

• 2011年7月12日のバージョンアップ
  陰忍と共有していた再使用時間が独立するようになり、再使用時間も5分から3分に減少されたので、時間減衰により効果がボトムに達する前に上書きする事も可能になった。
  
• 2015年5月14日のバージョンアップ
  陽忍中、忍術「空蝉の術:壱」「空蝉の術:弐」「空蝉の術:参」の詠唱時に発生する敵対心が引き上げられた。
  
• 2019年7月8日のバージョンアップ
  メリットポイント「火遁の術:参」が「陽忍効果アップ」に変更された。この変更に伴い真甲賀半首及びその打ち直し品のオーグメントも変更された。
  

実装直後、陽忍中は忍具の知識の効果がアップするどころか、忍具が消費されないという桁違いの性能をもつアビリティとして忍者からは歓喜の声が上がった。しかし、2009年7月22日に発表された「現在確認されている不具合について」により、陽忍中に忍具が全く消費されないのは不具合であることが発覚。2009年7月28日に修正された。

本アビリティは、公式によると「時間の許す限り調整してからリリースする」と宣言されたものであったが、調整の最終段階でこのような不具合が紛れ込んでしまったのか、最初から忍具を消費しない仕様となっていたことに気付いていなかったのかは、不明である。

現実世界における陽忍は、諜報活動や謀略など、公の場に姿を現して用いられる忍術。もっとも、FFXIではプレイヤーが諜報活動を行うことはほぼないためか、敵に自分の姿を晒して正面で戦うのに有利な能力になっている。

【忍者】【陰忍】【スタイルチェンジ】