チキンナイフ

記事名読み
ちきんないふ/Chicken Knife
短剣の一つ。

入手先は60BFNM鉄甲突撃隊」または「蒼の血族」の戦利品から。
アイコンでは銅色のナイフに見えるが、装備時のグラフィックサーメットナイフと同じ、白いナイフである。

なかなか面白い能力を有しており、ネタ装備としては申し分ない。
武器としての性能も決して弱くはなく、D/隔D値ともに高く、ハルパーホプリテスハルパーまでにこれを超えるものはサーメットククリ+1のみである。
サーバーにもよるが値段も比較的安価で入手しやすいのもポイント。

追加効果:とんずらは「おなつよ」以上の敵を殴った際に発動し、敵が格上であるほど発動率が高くなる。発動したさいの効果時間は本家と同じく30秒であり、移動速度もほぼ同じ。
レベリングでの釣り役をしている際には叩く敵の強さなどから高確率で発動し、釣り時間の短縮を図れるためユニークな性能といえる。
一方、戦闘中にとんずら状態にする事は通常ほとんどないため、かなり違和感があり慣れるのに時間がかかる。だまし討ちをしようと盾役背後に周りこんだつもりが、突然のとんずら発動により盾役を追い抜いてしまうこともある。
また、このとんずらはログには表示されず、アイコンがいきなりつく。わりと釣りがシビアな狩場で、これに気づかないまま敵の群れへと突っ込んだという話もある。あまりないとは思うが注意である。
格下の敵では発動しないため、素材狩り用に購入を考えている人は注意してほしい。
また、PvPでは残念ながら同レベル以上のPCを殴ったとしても発動しない。

チキンナイフIIというものもあるが、こちらはおしゃれ着装備となっており名前以外に関連性はない。

売却標準価格は6,665ギル
FINAL FANTASY XI βVersionではAsphodel及びSlobbering Sue戦利品として存在した。

過去の作品ではFFVに同名の短剣が存在している。
FFVの時点でも攻撃するとたまにとんずら(効果は戦闘から逃げる。)が発動するようになっており、この追加効果はそれを意識したものと思われる。
逃げれば逃げるほど攻撃力が高くなっていき、最終的には最強武器と位置づけられているラグナロクをも超える武器になってしまうというかなり変わった性能を有していたが、さすがに今作には受け継がれていない。

このFFVチキンナイフおよび対となるブレイブブレイド松井聡彦氏が開発に携わっており、ゲームの中で動的に性能が変わるものを作るために「逃げた回数」をセーブデータにカウントするようにしてもらったという経緯がある
設定
東方の天才軍師をして「三十六計逃ぐるに如かず」と言わしめた最上策を体現した短剣。と、いうのは謳い文句で、本当は臆病な盗賊がずらかるのに便利なよう、仕掛けを工夫した短剣

ファイナルファンタジーXI 公式設定資料集 ~Life in Vana'diel~P107より。

「三十六計逃ぐるに如かず」は、古代中国の宋の将軍檀道済が退却するのがうまかったことから生まれた、「作戦はいろいろあるが、逃げるべきときには逃げて再挙を図るのが最上の策である」という意味を持つ故事成語である。
檀道済自身は軍師ではなく、知略を兼ね備えた武将として活躍したが、後にその武名を恐れた皇帝に殺された不遇の将である。
関連項目
ケイテフソックス】【ブレイブブレイド】【チキンナイフII】【松井聡彦

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