アーガス(アルゴス)はギリシア神話に登場する百目の
巨人。
ゼウスは美女イオを見初めて愛人にしようとしたが、妻ヘラに見つかりそうになったため、イオを牛の姿に変えて誤魔化そうとした。牛を疑ったヘラは、アーガスに絶対に目を離さないよう見張りを命じた。アーガスは百の目が交代しながら眠り、不眠不休の見張りを続けたので、ゼウスも近づくことができなかった。
困ったゼウスはヘルメスにイオを救うように命じた。ヘルメスは笛の音でアーガスの目を残らず眠らせると首を刎ねて殺した。命令を忠実に守ろうとして殺されたアーガスを惜しんだヘラは、百の目を
孔雀の尾羽に飾ったという。
ドロップアイテムが
孔雀の名を冠するのはこの部分に由来していると思われる。
ファンタジーや神話の訳として一般的なのは「アルゴス(
Argus、Argos)」であり、Wikipediaなどでも「アルゴス」として登録されている。しかし某旅団の紹介でアーガスと呼ばれた影響からか、
FFXIではアーガスと呼称されるのが一般的になったようだ。上記の
バストゥークの
ガード「
Argus」も、
アビセアクエストでは「アーガス」と呼ばれている。
ちなみに、ネットで「アーガス」を検索した場合に出てくるのは、ほとんどが航空母艦やゲームソフトの名前など、全く関係のない物ばかりである。