希望制

記事名読み
きぼうせい
各種コンテンツで適用されることのある、「希望する戦利品を事前に指定し、それがドロップした場合に限ってロット権を得られる」というルール。
公式なゲーム内の用語ではなく、あくまでユーザー間の慣習であることから呼称は一定しておらず、「希望ロット制」「事前希望制」などと呼ばれることもある。

適用される例
デュナミスナイズル島踏査指令サルベージのように、入手できるアイテムの種類が多い場合、目当てのアイテムのみに希望を絞ることで、各人が効率よく希望の品を揃えることができる。

これに当てはまらない例として、外人パーティナイズル島防具層の募集には「Askar/Denali freelot」のようなシャウトが散見される。しかし、このようなパーティに参加した場合、主催者優先ロットで確実に手に入らないゴリアード装束を除くと、主催者以外の参加者、場合によっては主催者も含めた全員でアスカルデナリを奪い合うことになりかねない。

もちろん、ロットに勝ちさえすればどちらがドロップしても入手できるわけだが、その確率はとてもとても低い。とりあえず特定の1つを確実に入手したい参加者は、こうした募集よりも希望制のそれに乗る方が賢明だろう。

また、ドロップ品にジョブごとの専用装備があり、その種類も非常に多いデュナミスにおいては、事前に希望を第一希望・第二希望のように挙げ、サーチコメントなどに記録することが半ば常識となっている。

希望制の欠点?
基本的にアイテム毎に固定となるドロップ率に対して
注釈1
もっとも、このドロップも偏ることは割と多かったりする。
、何人がどのアイテムを希望するかはグループごとに変動するため、希望に偏りが生じることも少なくない。

例えば、前衛枠での参加者が後衛用の装備を希望することもよくあり、また参加者の自由でもあるのだが、これが過ぎると「後衛用の装備が手に入りにくいのに後衛を募集する」
注釈2
似たような例として、「主催者優先ロット後衛用の装備を回収する予定なのに後衛を募集する」など。
などのケースもあり得る。特に複数のジョブを育てていない参加者にとって、こうした募集は罠シャウト同様、メリットの乏しいものになってしまう。一方、主催する側にしてみても、募集を長時間スルーされることを覚悟するなどの必要が出てくる。これに対し、特にサルベージでは、主催者が参加者の希望状況をサーチコメントに適宜記入することで、無用な争いを回避しようとするなどの試みも見られる。

また、デュナミスにおいて人気のあるAF2に第一希望を出したところライバルが殺到し、別のPCが第二希望でもロット勝負なしに取っていくのを横目で見ながら、目当てのアイテムをなかなか手に入れることができない……といった状況を不公平、理不尽と感じてしまうことがあるかもしれない。

もっとも、これに関しては人気の集中するアイテムに希望を出したPCの自業自得とも考えられるし、PC間の駆け引き
注釈3
「自分の希望する品は第二希望でも取れそうなので、とりあえず人気のあるアイテムに第一希望を出しておく」など。
もあるので、一概には言えない。人気のアイテムに希望を出す際には、それなりの覚悟をするべきというぐらいである。

また、固定メンバーでコンテンツを攻略している場合、新しく入った人がいきなり競争率の高いアイテムロット勝ちすると、ずっと入手できていない古参のプレイヤーのモチベーションが低下することがある。新人は即抜けするリスクも高いので、野良以外で完全希望制を採用することはリスクも大きい。

そのため、希望制を採用する場合であっても、参加時期や回数によってロット権に制限をつけたり、希望を変更する場合にはペナルティを課す場合もあるようだ。また、LSによっては参加ポイント制を採用するところもある。
関連項目
参加ポイント制】【主催者優先ロット】【ロット権

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