ババン・ナ・ウェイレアのぼうけん/ネタバレ

記事名読み
ばばんなうぇいれあのぼうけん
大戦のころ書かれた物語の内容に
疑問があるというコト・ロッコラ。
彼女いわく、ロランベリー耕地
新しい仲間に出会ってからの展開が
なんだかとってもヘン……?

ウィンダス水の区北(H-10)のKhoto Rokkorahと会話することでクエストが開始する。
過去ではなく現代のウィンダスであることに注意。

駆け出しの吟遊詩人であるコト・ロッコラ(Khoto Rokkorah)は子供たちに「ババン・ナ・ウェイレアのぼうけん」という大戦のころに書かれたらしい風変りな書物を読んで聞かせる。

Khoto Rokkorah :『むかし、
 お空にほうき星が現れたころ。』
Khoto Rokkorah :『かわいい
 マンドラゴラの女の子が、
 海のむこうからやってきました。』

体は大きいけど気は小さいグゥーブーアベンツィオ(Abenzio)。
お上品でちょっぴり口うるさいモルボルのブリハー(Bryher)夫人。
元気で明るい女の子サボテンダーのカムリン(Camlin)。
都会生まれで物知りトレントのダラー(Darach)じいさん。
そして、都に住むという王子様と結婚して二株の子供を作るのが夢というウェイレア(Babban Ny Mheillea)。
彼女たちが「植物の都ネザーストーク」を目指して旅をする壮大な冒険譚である。


mheillea01.jpg


が、「長いながい冒険物語のはじまりです!」と言った次の瞬間全滅(BGMつき)
注釈1
「……と、いうわけで」という形で派手に中略されている。
というとんでもない展開に加え、ネザーストークが架空のものであると断言する夢も希望も身も蓋もない話であり、子供たちに呆れられてしまう。

Tihk Rhumyie : ぶぅー!
Kuppo-Pippo : オチを投げ出したね。
Karanha-Tonha : てんかいのはたんを
 びじれいくでごまかすとは……
Kuppo-Pippo : まさにざんねんなけっかだね。
Tihk Rhumyie : ねぇねぇ、
 つづきは? つづきは?
Karanha-Tonta : つづきは
 もう、ないんだよ……

コト・ロッコラはそのあまりにもリアルで脈絡のない内容に「これは萬話ではなく、本当にあった話ではないのか?」という疑問を持ち、冒険者はそれを調べるべく過去世界へと赴くことになる。

ロランベリー耕地〔S〕パシュハウ沼〔S〕に至るエリアの辺りの(H-14)にあるPeculier Rootprintsを調べるイベント
戦績テレポの場合はロランベリー耕地〔S〕飛ぶよりパシュハウ沼〔S〕から移動した方が近い。
あるいはSurvival Guideロランベリー耕地〔S〕飛ぶことでも可。

これ以降「長いながい冒険物語の始まりです!」の後に略された部分が語られる事となる。

Babban Ny Mheillea : はじめまして、
 トレントの球根さん♪
 ウェイレアといいますコポ♪

何故かトレントのダラーじいさんはカムリンとブリハー夫人の意見を無視して出会い頭に冒険者球根であると勘違いし、そのままずっと球根にされてしまう。
注釈2
何故かクエスト中の見た目まで球根になってしまう辺りがなんとも言えない。


そのまますぐ隣のエリアであるパシュハウ沼へ向かう一行だが、湿度120%の湿地帯はモルボルグゥーブーにとってはよい環境であれどサボテンダーのカムリンには水気が多すぎ、殆ど枯れ木状態のダラーじいさんにとっても根が腐るほど辛い環境のようだ。序盤何もセリフがないと思ったウェイレアは小さい背丈が災いし「おボルて」いる。

ダラーじいさんの「もっとお陽さまがさんさんと降り注ぐ場所」に心当たりがあるというカムリンの案内で、グスタベルグのむこうにあるという地へ向かうことになるが……。

北グスタベルグ〔S〕の(E-11)にあるPeculier Rootprintsを調べるイベント
戦績テレポを用いたあと、南西に3秒ほど歩いた場所にある。

果たしてウェイレアたちは、カムリンの案内で「お陽さまの光がさんさんと降り注ぐ南方の地」にたどり着いた。
注釈3
ここに至る手段はツェールン鉱山を経由するしかないが、当時封鎖中のバストゥーク鉱山区を堂々と横断したのだろうか……?

が、ここでも次の瞬間カムリン以外全滅(BGM付き)。水が少ない環境でも生き抜けるサボテンダー以外の面々にはさすがに涸れすぎた環境であったようだ。

オアシスを見つけ何とか難を逃れた一行は、再びネザーストークについての議論を繰り広げる事となる。

Bryher : ボル……!
 そういえばあたくしがまだ苗のころ、
 ミツバチのレディにうかがったことがあるざます。
Bryher : ボル……
 メリファト山地のむこう、ミンダルシアの東の果てに
 大きな樹があるそうざます。
Bryher : ボルボル……
 それはとても巨大な、古い、ふる~い樹で
 たくさんの草木に慕われているらしいざます!

そして再びウェイレアたちは、地図でいえば殆ど果てになるミンダルシア大陸の東のかた、メリファト山地のさらに北東の地を目指すことになる。

メリファト山地〔S〕の(L-4)にあるPeculier Rootprintsを調べるイベント
かなり長い距離を移動する事になるうえ、道中は視覚アクティブのWar Lynxが大量に生息しているため、警戒しながら進もう。

長い旅の果てにボヤーダ樹へとたどり着いた一行だったが、あろうことか真龍に出くわしてしまい命からがら逃げ出したようだ。
注釈4
最初の物語では球根はここで焼死している。流石にクエストの話の中で自分が死んだらシャレにもならないが……。


そのうち仲間割れが始まり、その衝撃で(かどうかはわからないが)ダラーじいさんが忘れていた「ネザーストーク」の風景を思い出す。

Darach : ント。あれは
 お空もお陽さまも、ここよりずっと近くて……
 とても明るい、まぶしい場所じゃった……
Darach : 球根のころ、確か……
 ワシはそこから、落ちたント……

ここで選択肢が出るが、どれを選んでも多少話の内容が変わる程度で支障はない。

そしてネザーストークが「空の上」にあることを思い出し、目標が定まった一行はさらに旅を続ける。
ここで一旦物語は終わる。安直に言うと「つづく」というヤツである。

現代のウィンダス水の区(北部マップ)の(H-10)にいるコト・ロッコラ(Khoto Rokkorah)に話すとイベント

現代に戻り、駆け出し吟遊詩人のコト・ロッコラの所に行くと前回の続きを聞かせるところだという。
「つづきは、ないんだよ……」と言っていた割に続きを語るというのは冒険者の行動によって歴史が変わってしまったためだろうか。

物語の中では、ウェイレアはネザーストークに辿り着き、そこに住んでいた鏡餅マンドラゴラの王子様
注釈5
かつて正月のイベントで登場したマンドラゴラNPCAke・Omeの姿で、頭にみかんが乗っている。
と結ばれ三株の子供を授かった。

それを聞いていた子供たちは「ありがちなてんかい」と非常に辛口なコメントを残し去っていく。だが一人だけコト・ロッコラに質問を投げかける。

Noh Ramyoh : さっきの、
 おはなしのとちゅう、ウェイレアが……
Noh Ramyoh : ぶじにみやこに
 ついたら、トレントのきゅうこんさんに
 おれいをするっていってたけど……
Noh Ramyoh : あれってどうなったの?
Khoto Rokkorah : あら、よく憶えてたわね。
Khoto Rokkorah : そうね、
 ウェイレアは、たぶん……
Khoto Rokkorah : ……!?

この先の結末は、是非自分の目で確かめていただきたい。
イベント中に通常のモンスターでは見られない動きがいくつも見られ、また話もほのぼのとしており所々で笑える展開もあり、一見の価値はあると思われる。

ネザーストークという場所は、どうやらここのようである。
劇中「雲の上」と言われているとおり非常に高いところに存在する場所であり、彼女たちがどうやってそこへ至ったのか謎が残る。しかも当時この場所は普通の方法では行き来が不可能であった。
クエスト中のワンシーンでヨアトル大森林と思しき場所に集まっている場面が出てくるが、もしかすると正規の手順でそこに至ったのだろうか?
そして現在ではその場所に植物系モンスターは生息していない……が、20年という歳月の中で居なくなってしまったものとして解釈はできる。
また謎なのが「両親ともにマンドラゴラなのに何故子株に黒マンドラが混ざっているのか」という点である。
隔世遺伝であろうか……別の要因だとすればウェイレアは案外尻軽なのかもしれない。
ちなみにその黒マンドラはかなりのアウトローであり、他の二株の兄弟とは一歩引いた行動を取る。

関連項目
Babban Ny Mheillea】【ババン・ナ・ウェイレアのぼうけん

コメント表示/書き込み コメントはありません