Reactionary Rampart

サルベージのバフラウ遺構に出現するランパート族NM。
バフラウ遺構の各フロアで特定条件を満たすと出現するDormant Rampart(NPC)を調べてワープした先の広間にPOPする。

通常のランパート族と異なり、来訪以外の行動を一切使用しない。
敵対行動を取った瞬間から約10秒間隔で来訪を使用し、フロアごとに特定のモンスターを召喚し続ける。PCが敵対行動を取った瞬間からHPスリップが発生し、HPが尽きるまで来訪のみを繰り返す。HPが尽きると、強制的にDormant Rampartがあった場所に戻される。

バフラウ遺構で入手可能な35装備は、この来訪で呼び出されるモンスターの内、低確率で出現するNMが稀にドロップするため、冒険者は扉を前に日夜延々と来訪モンスターを狩り続けることになる。この行為を指して通称「千本ノック」とも呼ばれる。

来訪によるNMの出現確率には偏りがあり、Reactionary RampartのHPが尽きるまで来訪をし続けても1体もNMがPOPしないこともあれば、5~6匹POPすることもある。HPが半分になるまでに複数回NMがPOPした場合、多数のNMを呼び出す扉である場合が多く、このような扉を「当り扉」「フィーバー扉」などと呼ぶこともある。

「ヴァナ・ディール通信 vol.7 サルベージ攻略映像特集号」の開発者インタビューによると「NMを全く呼び出さないタイプ」「呼び出すタイプ」「多数呼び出すタイプ」など複数の種類を用意していることが明かされている。どのタイプになるか完全にランダムであるらしいが、同じインタビューの中でタイプ決定に条件があることも匂わせているなど、不明な点が多い。開発者インタビューでは「ある程度戦ってNMが出現しない場合は諦めるほうが得策」とまで言われている。

なお、当然の事ではあるがPCの攻撃でもReactionary RampartのHPは減ってしまうので、範囲攻撃などに巻き込まないよう細心の注意を払う必要がある。

バフラウ遺構のNMは厳しいPOP条件が課され、さらに条件を満たしても確実にNMがPOPするわけではないという二重の制約があるため、35装備のドロップ率は他の遺構より比較的高めに設定されているようである。

(F-10)(G-8)(I-8)(J-10)のいずれかの小部屋にPOPしているボム族NMのMad Bomberを倒すとDormant Rampartが出現する。
Mad BomberはPCを感知した後約75秒で自爆してしまう。この場合は失敗扱いとなりDormant Rampartが出現しないので、Mad Bomberに挑む場合は1層内で可能な限りアルザダールパトスを解放してから戦闘を開始するのがよいだろう。

Reactionary Rampartからはチゴー族のChigoeと、スパイダー族NMのGate Widowが来訪により召喚される。Gate Widowは稀に35装備のマッハカフスとエンリルブレエットをドロップする。

MAP中央の4つの小部屋に1体ずついるフラン族のEmpathic Flanを、頭に「トゲ」の生えている状態で全て倒すとDormant Rampartが出現する。
Empathic Flanは各小部屋ごとにダメージ耐性が異なり、南北の小部屋は被物理ダメージカット・被魔法ダメージ2倍、東西の小部屋は被物理ダメージ2倍・被魔法ダメージカットといった特性を持つ。
Dormant Rampartの出現条件である「トゲ」は、Empathic Flanに与えた物理ダメージが魔法ダメージをある程度（1000ダメージ程度と推測されている）上回ると発生するため、基本的に物理ダメージのみでEmpathic Flanを撃破しなくてはならない。「トゲ」は魔法ダメージを与えてもすぐに消失するわけではないので、南北の小部屋では最後の追い込みで精霊魔法による一斉攻撃で「トゲ」を出したまま瞬殺するという手法もある。逆に、東西の小部屋では過剰な物理攻撃で「トゲ」が生える前に瞬殺してしまう場合もあるので注意が必要である。

Reactionary Rampartからは蜂族のHunting Waspと、ペプレド族（蜂族）NMのSkirmish Pephredoが来訪により召喚される。Skirmish Pephredoは稀に35装備のフレイヤマスクと日数脛当をドロップする。

MAP東西の大広間に1体ずついるギア族のArchaic Gears（3連ギア）を同時に倒すとDormant Rampartが出現する。
同時に、といっても倒したモンスターの残骸が画面上から消えるまでにもう片方を倒せばいいので、数秒のズレは許容範囲内とされる。Archaic Gearsはスリプル・バインド・グラビデが有効なので、片方を瀕死の状態にまで追い込んでおき、スリプル等でその状態を維持しつつもう片方を撃破、直後に瀕死の片方を撃破、といった手段が採られる。
ただし、Archaic GearsはTP技レストラルで自身の体力を大幅に回復してしまうため、瀕死の状態に追い込んでも油断は禁物である。

Reactionary Rampartからはコリブリ族のColibriと、コカトリス族NMのZebra Zacharyが来訪により召喚される。Zebra Zacharyは稀に35装備のダイモスガントレとフレイヤマスクをドロップする。

MAP内に配置されているArchaic Gear（単体ギア）を10体全て倒すとDormant Rampartが出現する。
Archaic GearはPCを感知するとテレポのエフェクトと共に逃げ出してしまう。またリンクした場合も逃げ出してしまい、敵対行動を取ってから約60秒経過した場合も逃げ出してしまう。
つまり
・遠隔攻撃などでArchaic Gearの感知範囲外から先制攻撃で釣る。
・釣る際にArchaic Gear同士をリンクさせない。
・釣ってから60秒以内に撃破する。
これらを実行可能なスキルと戦力が必要になる。さらに、Archaic Gearの感知範囲は天候マークが付くと飛躍的に広がるため、4層突入時に天候が風に変わっていた場合は非常に釣りが難しくなる。4層NMを狙う場合は、アトルガン白門でバフラウ段丘の天気予報を予め確認しておくことも重要である。

これらの厳しい出現条件から4層NMの攻略は、サルベージNMの中でも屈指の難易度とされている。なお、4層Dormant Rampartの出現条件は、そのままバフラウ遺構ボスのLong-Bowed Chariotが使用するTP技ホーミングミサイルの弱体条件にもなっているため、4層NMとボス攻略を同時に狙う場合が多い。

Reactionary Rampartからは死鳥族のTragopanと、ロック族NMのPerytonが来訪により召喚される。Perytonは稀に35装備のフレイヤジャーキンとエンリルブレエットをドロップする。

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