Windows版Final Fantasy XIの動作環境を診断するための
ベンチマークツール。通称タルベンチ、
FFベンチ。
大量の
タルタルが踊り続ける状態で
PCの描画の
負荷を計測しておおよその性能を知ることができる。
かつては、日本の
PC向け3D
ベンチマークツールの定番として、ゲームとは直接関係の無い
PC系情報サイトなどでも、性能比較の指標としてよく使用されていた。また、自作ベンチ
マーカーなど、
FF11のプレイの意思がない人でも、そのスコアを競い合った時代もあった。
例外的な例であるが、ITニュースサイトのITmediaでは現在でも
FFベンチを使った
ベンチマーク結果をよくレビューに載せている。
近年では、一般
ユーザーが使用する
ベンチマークとしての役割は終えている。これは、
PCの3D性能が上昇した結果、
グラフィックチップにとって
負荷が小さくなりすぎた事に加え
、最新の3D
グラフィックアーキテクチャがDirectX10 ShaderModel4.0 に移行した結果、DirectX8 ShaderModel1.0 で構築されている
ヴァナ・ディールベンチは設計的に古くなりすぎたため、現在の
PC用
グラフィックチップの性能をほとんどを引き出す事が出来ないためである。
高解像度のHighモードと低解像度のLowモードで実行可能。
スコアはLow解像度モードを基準とする。
スコア | 動作基準 | 備考 |
起動不可~999 | 練習相手PC | プレイに問題のある環境 |
1000~1499 | 楽PC | 低負荷の設定なら動作可能(PS2に劣る可能性もある。) |
1500~1999 | 丁度PC | デフォルト状態でストレス無く動作させることのできる環境 |
2000~2499 | おなつよPC | デフォルト状態で快適に動作させることのできる環境 |
2500~2999 | つよPC | 高解像度で動作させることのできる環境 |
3000~3999 | とてつよPC | 高解像度で快適に動作させることのできる環境 |
4000~ | とてとてPC | フルコンフィグ設定で動作させることのできる環境 |
7000~ | 計り知れないPC | フルコンフィグ設定で快適に動作させることのできる環境 |
スコアの基準は
デュナミスや
ビシージなど大人数バトルが
実装されていない過去に決められているので、
オンしている最大人数が3000人程度、一
エリア内の最大人数が100人以内あたりが目安となっている。
その為、ベンチで7000以上の環境でも処理が重く快適にプレイできない事も多くなっている。(カクカク現象が多発する。)
さすがに10000を超えるとかなり快適にはなるようである。
なお、2007年の最新ハードでは10000を突破することもある。
Vana'diel Bench3のスコアは下記のような基準で算出されるものと推測されている。
- 300秒の計測時間中に、45fpsのペースでの描画を維持できれば+1ptされる。おそらく満点は 45fps×300secで13500pts。
- より具体的には、1フレーム分の描画が完了するたびに1pts増えるのだが、1/45sec以内に描画が間に合わなかった場合には次のフレームの描画が飛ばされ、飛ばされたフレーム数だけ終了時の点数が減る。
- L/Hのどちらでも解像度が違うだけで点数の基準は同じ。
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フレームでも1/45秒以内に描画が終わらないと減点される関係で、満点を取ることは非常に困難であるようだ。実際、Hで13481というスコアが出る環境ですらL-13497と満点にはならない。Hが少し劣る環境ではLももっと劣る(L-13475/H-13416)ため、13497が上限というわけでもないと思われる。後者の環境で
リアルタイムのfps表示を出して見ていると、シーンチェンジ時にクロスフェードしているところが最も
負荷が高いようで、そこでスコアが落ちるようだ。