ワールド移転(わーるどいてん/World Transfer service)
- キャラクターが異なるワールドへ所属を変えることができる公式有料サービス。
- かつて不定期に行われていたワールド人数調整。過密ワールドから移転希望者が募られ、新規に用意されたワールドへの移転のみ可能であった。
1項.ワールド移転サービス 編
概要 編
- 1回の利用につき1,834円(税抜価格1,667円)
- 手続きはスクウェア・エニックス アカウント管理システムで行う
- 手続き(リアルマネーの支払い含む)が済めば即時に(処理の関係で数分かかる事もあるが)移転できる
- 1回の利用で、アカウントが所有する最大16のキャラクターをそれぞれ移転させることができる
同時に全てのキャラクターを同一ワールドに移転させることもでき、またキャラクターごとに異なるワールドを移転先に設定することも可能。つまり元のワールドに倉庫キャラをチャット用として残すといったこともできる。
詳細は→公式サイトを参照のこと。
なお常時行えるサービスではあるが、キャラクターワールド移転権の購入からリアル3日を経過していないアカウントはこの間再度のワールド移転を行うことは出来ないという制限がある。
また、ワールド移転手続き後に対象のキャラクターで移転前のワールドへログイン可能(=移転処理が反映されていない)な事があるが、それを行うと移転に失敗するので注意(GMコール等で対応は可能)。
本サービス導入以前は、別鯖で遊んでいるリアル友人とメインキャラでヴァナで会うことは下記のワールド移転を待つほかはなく、ハッキリ言って絶望的であった。そういった状況にあるプレイヤーには大きな福音と言えよう。もっともその一方で、移転のハードルが低くなることによりRMT業者ら不正ユーザー問題などの副作用を危惧する声もちらほらと聞かれている。
任意の移動を許している手前、起こりうるであろう一部ワールドの過疎、過密に対する対策のため、移転者はその処遇について以下のように確認を求められる。
[GM]>>移転先ワールドの人口変動によりワールド分割 統合が発生する可能性がありますがいいですか?
要するに、過密問題が起こった際、少なくともこのサービスで移住した人間は真っ先にワールド分割の犠牲=強制移住の対象となる。
既存の住人は諸々の観点から対象となることは考えにくいが、過疎化による統合についてはその限りではない。
なお、出戻る際もこの誓約に同意する必要が発生する。
物見遊山で戻る前提のワールド移転をした場合でも、元の自分のワールドに過密問題が発生した場合、最悪長く住みなれたワールドすら追われる可能性が出てくることは覚悟しておく必要がある。
公式アナウンスによるとOdinワールドにてこの問題が顕在化していた。そのため、一部ワールドでは新規キャラクター作成やキャラクター移転の停止される、いわゆる「鎖国」が行われたが、プレイヤー人口の減少に伴って2010年3月23日に鎖国が解除されるなど、あまり心配しなくても良くなっている。
持っていけるもの・持っていけないもの 編
新しいワールドへそのままキャラクターと一緒にもっていけるものと、もっていけないもの、もっていけるかどうかわからないもの、と細かく色々あるので移住を考えている冒険者は注意が必要である。○..そのまま持っていけるもの
- マクロ情報、ミッションランク等のステータス
- 指定生産のポイント*1
- フレンドリストの登録情報等
- 装備品
- マイバッグの中身(LSは除外)
- モグハウスのアイテム(ポスト内のアイテムは除外)
- ブラックリストの登録内容
×..そのまま持っていけないもの
△..もっていけるかどうかわからないもの
変遷 編
ワールド移転サービスは、新規キャラクター作成時のワールドの選択においてワールドパスを不要とする告知の中で導入が予告されていた。また、2007年のオフラインイベントにおける開発者談話によって実装が予定されていることが確認され、2007年6月21日から正式に実装された。ワールド移転が常時できるようになったこのサービス開始当初は、必要な費用は3,150円(税込)で、移転後、再度移転権を獲得できるまでの日数は90日だった。
2014年4月1日から、費用は1,800円、日数は3日に変更されている。
2019年10月1日より、消費増税に伴い価格改定。
2項.不定期に行われるワールド移転 編
前述のサービス実装以前に不定期に行われていたサービス。以下の理由によりワールド開設・統合・分割が行なわれる際に一定期間実施された。
概要 編
ワールド毎の人数調整が目的であるため、プレイヤーは移転する時期や移転先を任意に選ぶことができない。ワールド移転の手続きは、告知期間内に各地に配置されるWorld Shifter(GM専用装備に身を包んだNPC)に話しかけることにより、申請できる。同一アカウントのキャラクターであっても、個別に申請する必要がある。あらかじめ決められた締め切り時点までは、申請を取り下げたり、再申請することも可能。締め切り終了後、申請したキャラクターはメンテナンスなどのタイミングで一斉に新しいワールドへ移転することになる。大量の移民が発生するため、特に移転元・移転先のワールド間での経済格差が大きかった場合、移転先のワールドにおける経済に混乱が生じることもしばしば起きた。
持っていけるもの・持っていけないもの 編
2007年6月21日以降のワールド移転サービスとほぼ同じ。余談 編
Xbox 360版のβテスト用ワールドであるHydraでは、βでのキャラクターを本サービス開始後も引き継ぐことが発表され、既存の各ワールドへと移転申請をすることができた。関連項目 編
【ワールド】【ワールド統合】外部リンク 編
→公式:キャラクターワールド移転サービス- *1
- ギルド契約も維持される。
- *2
- ワールド移転処理が終了するとキャラ選択の際に自分の名前が黄色で表示される。
- *3
- サービス提供地域の拡大、対応プラットフォームの追加に伴うケースを含む。