Taisai

記事名読み
たいさい
ラングモント峠に3匹のみ生息するヘクトアイズ族モンスター
ネタモンスターの一つで、「峠のTaisai」の二つ名付きで知られている。

能力やドロップアイテムは通常のヘクトアイズ族に準じており、本来なら何の変哲もないモンスターなのだが、後述するネタ(デマ)によって一躍有名なモンスターとなった。
ネタにおけるTaisai
2003年2月5日のバージョンアップリフレシュ実装された当初、Taisaiリフレシュドロップするというデマがしたらばを中心に出回った。デマの一つとして何故このモンスターが選ばれたのか真相は不明だが、β時代にキャップに到達したプレイヤーの最後の遊びが「即死級のNMが大量に配置されたラングモント峠レアアイテムをゲット」であった事と何らかの関係があるのかも知れない。
他にもリフレシュ入手先についてのデマは存在したが、わざわざ競売で購入した魔法のスクロールを現場に持ち込んで使用し(習得のログが周囲に流れる)あたかもTaisaiドロップしたかのようにみせる手の込んだ仕込みをする者がでるなどして、このネタが突出して広まっていった。結果、赤魔道士メインジョブとするPCは勿論の事、競売流し目的の他ジョブPCまでもがラングモント峠に殺到して壮絶な取り合いを演じた。
無論、デマはデマなのでドロップする訳もなく、彼等の必死の争奪戦は全くの時間の無駄で終わった
注釈1
この騒動は公式設定資料集「FINAL FANTASY XI 10th ANNIVERSARY OFFICIAL MEMORIAL BOOK -A Decade of Vana'diel-」の年表にも記載されている。


デマの発生自体はFF11においてはそれほど珍しい話ではないのだが、これは上記のように伝説的なデマとなったために、以後も類似のデマ(というよりはネタ)が繰り返し使用されることになる。
以降バージョンアップで新しい装備魔法実装される話が出るたびに、「峠のTaisaiが○○をドロップした!」と言われるのが一種の「お約束」になっている。場所とモンスター名を変えた亜種も多い。
2002.11.26に追加されたレイズIIで全く同じデマが使われ、同様に峠に人が殺到していたことはあまり知られていない。
後に語られたところによると、こうしたデマは予期せぬ不具合の可能性も否定できないため、裏で検証のためのコストが発生していたという。

2005年7月19日のバージョンアップによりNMTaisaijin」が追加され、本当にリフレシュを落とすようになった。
スクエニネタモンスターとして半ば公認したものと思われる。


 ◎ ◎
◎  ◎◎ <お前ら!!ファランクスディスペル用意して待ってるからな!!
 ◎  │  
 ∠__\

また、2011年5月10日のバージョンアップからはラングモント峠の茶色いTreasure Casketから、グレプバインケープ(「流言のケープ」という意味)というリフレシュ強化装備が出るようになった。おそらくこのネタを意識した装備だろう。
Taisaiの原典
中国の妖怪。太歳と書く。

地中に埋まったぶよぶよとした巨大な肉塊で、全身に千もの目を持つという。
太歳とは元々木星(歳星)のことで、木星の動きに合わせてこの妖怪も地中を移動していると考えられた。もし、土木工事等でこの太歳を掘り出してしまった場合、直ちに工事を中止して埋め戻さねば祟りにより一族が死に絶えると言われた。プロマシアミッションにおいても、モブリンの口から「タイサイ」という名前が出てくるので、地中を掘り進むうちにTaisaiを掘り起こしてしまうことがあるようだ。
Movamuq : また「タイサイ」
現われたら、ごォちそう、どぞどォぞ。
ひとくち、まァるのみ、ゴックンこヨ。

プロマシアミッションなにゆえにその子は」より。日本語版では分かりにくい台詞だが、英語版では"Leeeave theeem fooor taisai's diiinner!"(≒Leave them for taisai's dinner!)となっており、「こいつらをタイサイに食べさせてしまえ!」というニュアンスであることが分かる。
関連項目
ラングモント峠】【ヘクトアイズ族】【Taisaijin】【リフレシュ】【グレプバインケープ
外部リンク

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