意地・根性

いわゆる太公望クエスト。サンドリア港の突堤(H-8)にいる兄弟から受けられる。

クエスト「意地」の依頼者はギャリッジョ(Gallijaux)。

クエスト「根性」の依頼者はジューレ(Joulet)。

2つのクエストのうち、どちらか一つしか受けられないので、必ず兄弟のどちらか一方に肩入れする形となる。なお、名声ランクは初期段階（「聞いたことはないな」）で構わない。

釣り人の憧れの釣竿「太公望の釣竿」を入手するために、兄弟のいずれかに堀ブナ・森ブナを合計一万尾渡すという、途方もないクエストだが、挑む冒険者は数知れない。自分が渡したフナの数を知りたいときには、後ろにいるNPCのUfanneに話しかけると教えてもらえる。堀ブナの競売価格が高いのも、虫ダンゴがよく売れるのも、このクエストのおかげと言っても良いかもしれない。

かつては、堀ブナを一尾渡すごとに100ギルがもらえたが、2005年2月24日のバージョンアップにより、森ブナも対象になると同時に報酬が堀ブナ10ギル、森ブナ15ギルとされた。

ちなみに、フナをまとめてではなく、一尾ずつ手渡すと、サンドリアの名声を簡単に上げることができる。

1万尾渡し終えた後も引き続きフナを渡すことが可能ではあるが、2万匹を渡しても太公望の釣竿はもらうことができない。何らかの理由で太公望の釣竿を失った場合、同クエストで再度取得できないことから、競売等で購入するか別のキャラでクエストをこなすしかない。

ちなみにこの兄弟は、「ギャリッジョ＆ジューレ兄弟」としてヴァナ・ディール トリビューン Vol.24 「有名人 好感度ランキング」のサンドリア王国編で5位に入っている。

また、ラバオにはこの兄弟の父親であるジュルドゥノー(Jourdenaux)がおり、太公望の釣竿の真の力を引き出してくれる。

最高に名誉ある方法は、一万尾全てを自力で釣り上げることだが、そのための労力は計り知れない。200制限により最大釣果が決められたため、それ相応の時間を要する事は容易に想像できよう。実際、こまめに釣り続けても2、3ヶ月はかかってしまう。

全ての堀ブナを競売から仕入れても、834ダース分（正確には833ダース+4尾）の堀ブナが必要となり、金と時間は膨大にかかる。1ダース3000ギルで購入したとしても250万ギルを超え、堀ブナ交換金を差し引いても240万ギルの大赤字である。
堀ブナの価格は安定傾向にあるため、インフレ期であれば競売から仕入れてしまうという手も広く利用されていた。デフレ後はダースでの値段もかなり落ち着きを見せている。

結局、最後に役に立つのは「意地」と「根性」であり、釣りと競売での購入をうまく組み合わせていくのが一番の近道かもしれない。

このクエストをコンプリートすると太公望の釣竿のほかに、称号「フナ釣りマイスター」を得ることができる。さらに、だいじなもの「表彰状」を得ることができる。

太公望の釣竿が競売で購入可能なことから、業者がこのクエストを利用している模様。ヴァナ★フェス2008 in 後楽園でのトークセッションによると、9,999匹釣り上げた、又は太公望の釣竿を入手した時点で垢バンすることで業者のやる気を削ぐ手法を用いているとの事。これについては【諦めの境地】項も参照されたい。

【堀ブナ】【森ブナ】【根気】