スクウェア(すくうぇあ/SQUARE CO., LTD.)
かつて存在したゲーム会社。
2003年4月1日における株式会社エニックスとの合併を経て、株式会社スクウェア・エニックス→公式サイト)となった。
これに併せてPOL起動直後のロゴにも変更が加えられた。

元々は「電友社」と言う電気会社のソフトウェア開発部門だったが、1986年に「株式会社スクウェア」として独立する。85年より任天堂とライセンス契約を結びファミリーコンピュータにもソフトを供給していたが主だったヒットは無く、当時は主にPCソフト(マイコンゲーム)を多く手がけていて、著名なものに「WILL」や「ALPHA」等と言った当時は類を見なかったアニメーションを導入している作品がある。当時のスクウェアと言えば驚嘆させる技術を駆使してSFアドベンチャーを作る中堅ゲーム会社と言うイメージであった。今とどこが違うの? と聞こえてきそうである。
一方でファミコンのほうは一向にヒット作が出ず、もはや市場撤退を決め込んでいた1987年にこれが最後と世に出した『ファイナルファンタジー』が50万本を越えるヒット作となった。
続く『ファイナルファンタジーII』『ファイナルファンタジーIII』『魔界塔士SaGa』『聖剣伝説』と現在にも続く爆発的なヒットタイトルを続々と生み出し、RPG=スクウェアと言わしめる程のゲーム会社へと成長し行き、テレビゲーム黄金期を彩る。

1997年の『ファイナルファンタジーVII』以降は舞台をプレイステーションに移し、*1SCEの傘下でリリースを宣言。当時巻き起こっていた次世代ゲーム機闘争(他に任天堂の「NINTENDO64」セガの「SEGA SATURN」があった。)に終止符を打つ強烈なカードとなるに至る。1996年「スーパーマリオRPG」という作品が(もちろん任天堂と共同開発で)SFCで発売されている。この作品を開発している頃はまだ任天堂傘下での開発を視野に入れていたようである。しかしながら任天堂の提示した条件を受け入れることができず、FF7のPSでの発売を発表するに至った。しかし、スーパーマリオRPGは既に完成寸前であったため、ゲームはそのまま発売された。このゲームの隠し要素の中に、「クリスタラー」という敵と戦えるというものがあり、「クリスタラー」の口からは「次は3次元で会おう」といったことが語られていた。この戦闘シーンだけ、音楽や敵味方の配置を含め、明らかにFF的な処理がなされている。
しかし、この頃と前後して「ファイナルファンタジー」シリーズ以外のヒット作を定着させようと網の目のように伸ばした様々なジャンルのゲーム、RPGタイトルなどはいずれも成功を収める事が出来ず、単発作品や迷作・一部では高評価な名作などが乱発される。「ゼノギアス」などはかなり惜しく、ミリオンヒット目前だった。実はあと幾万枚か売れれば続編が作成されていたと言うトリビアは記憶に新しい。結局そのまま開発者ごとスクウェアから独立し、「ゼノサーガ」としてナムコで続編(世界観が類似しているが、直接的な関連はないことになっている)が発売されるに至った。他にも「ルドラの秘宝」や「ベイグラントストーリー」など、この頃の作品には殆ど売れなかったが名作と名高いものも多い。

その後、FFVIIIの発売を経て、ゲーム以外のジャンルにもテレビアニメ「ファイナルファンタジー:アンリミテッド」や映画「FINAL FANTASY」(共に2001年)などを世に送り出すが、いずれも失敗。アニメは映画の損失によるスポンサー撤退が原因で4クール52話予定が2クール26話に短縮され、映画は→130億円の特別損失を計上、壊滅的な打撃を被る。もはや単独ではソフトウェア開発どころの話ではなくなり、SCEより資本参加を受ける。

実はこの際にSCEより先に任天堂に打診していたと言う事実があり驚かされた。当時任天堂は、携帯ゲーム機によって奇跡的な巻き返しを図っており、スクウェア側もこちらに活路を見出そうとしていたのかもしれないが、任天堂はゲームのオンライン構想に非常に保守的であり*2、条件として提示したのがPlayOnlineの凍結であった。
結局スクウェアはこの条件は呑めないとしてSCE側に資本参加を求める事となるが、もしもこの時に任天堂の条件を呑んでいたら今日のゲーム業界のパワーバランスはかなり違ったものとなっていたのは間違い無い。
当ゲーム「ファイナルファンタジーXI」も当然ながら存在し得なかっただろうし、こうした上に現在こうして記事を書く縁があると言うのも不思議な感覚である。

こうして、結果的に「ゲームのファイナルファンタジー」に帰結することとなり、ナンバリングの作品以外にも外伝的な作品が様々な機種で精力的に展開されることとなる。
エニックスとの合併をこの後の2002年11月26日に発表するが、事業的には上記のように持ち直しており直接的な原因ではない。遠因ではあるが……
2003年4月1日における株式会社エニックスとの合併を経て、株式会社スクウェア・エニックスとなる。

 Q4.社名の由来を教えてください。
 - A4 -
 ゴルフのアドレスやグリップで使われる『スクウェア』をそのまま使いました。
 英語の“SQUARE”には、「正方形」、「広場」、「頑固な」、「きちんとした」などの意味があり、
 ゴルフでは飛球線に対して90度に正対している状態をさします。
 問題に対して逃げ腰ではなく、直視していく企業体を目指す意味で名づけました。
 また、同時にゲームソフトの開発現場は、そのプロジェクトに賛同する
 クリエーター達が集まる広場、すなわち“スクウェア”です。
 先端機器が整備された製作環境の中で、クリエーター達が豊かな感性と創造力を発揮し、
 世界に通用するエンタテインメントを提供する国際的企業となる思いが込められています。

(参考:旧株式会社スクウェアIRサイト)

また、スクウェアを意味する隠語として■が用いられることが多い。、。
SQUAREという語句に正方形といった意味が含まれる為、略称として用いられることが多い。
現在ではSQUAREとENIXが合併したため、変わって■eと略されることが多くなった。
主に侮蔑の意味合いを込めて匿名掲示板(2chしたらば)やFF11内などで使われている。

の他、□,◆,◇等も同様。

なお、旧スクウェアのドメイン名は同名の神奈川県小田原市の不動産会社→株式会社スクウェアが使用している。

関連項目

スクウェア・エニックス
*1
FFシリーズ以外では、「トバルNo.1」がPS初作品である。オマケとしてFFVIIのデモディスクがついてきたため、それ目当てで購入する者も多かった。
*2
2008年1月現在では、ニンテンドーWi-Fiコネクションという全世界規模のオンライン事業を展開している。
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