エニックス

記事名読み
えにっくす/ENIX Corporation
株式会社エニックス

元は不動産情報誌を発行する出版社「営団社募集サービスセンター」として設立。営団社の新規事業進出のために子会社として設立したエニックスが成功したため、吸収合併し営団社がエニックスに社名変更した。

社名は世界初のデジタルコンピュータ「ENIAC」と不死鳥「PHOENIX」に由来する。

代表作は言わずと知れたドラゴンクエストシリーズ。スクウェアと合併するまでは、社内に開発スタッフは一切持たず
注釈1
合併時点でエニックス社員が約200人に対してスクウェア社員が約1000人であったことからも伺える。
、全てのソフトウェアを外注で製作していた。

エニックス自身は、堀井雄二や鳥山明、すぎやまこういちといった人材を集めたり、開発会社との契約を取り結んだりと言った、ゲームの企画やプロデュースのみに特化し、リスクの高い自社開発には手を出さなかった
注釈2
合併後の現在もエニックスの流れを組むゲームについては外部への委託を行っている場合がほとんどである。


この戦略からも分かるように、経営方針は非常に手堅く旧スクウェアとは対照的なローリスクハイリターンな経営を目指していた。

関係の深い開発会社(直接の資本関係はない)と言えば、ファミコン版ドラゴンクエスト1~3の製作を手がけたチュンソフト
注釈3
現在は携帯電話向けコンテンツ会社ドワンゴの子会社となっている。
や、スターオーシャンシリーズのトライエース、などが有名である。

キャラクタービジネスの強化ドラゴンクエストに頼らない収益体制を目指して、コミック雑誌(「月刊少年ガンガン」等)を発行するなど、メディアミックスに積極的だった
注釈4
RPGが得意な会社ゆえのファンタジー漫画中心の路線により、少年漫画雑誌でありながら少女向け要素も含んだ中性的な路線を確立している。


2003年4月に株式会社スクウェア吸収合併。株式会社スクウェア・エニックスとなる。

FF11などの旧スクウェア系のオンラインゲームに比べ、エニックス系のオンラインゲームは早期のサービス廃止または他社への経営権譲渡など、長続きしていないものも多い。

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