「アイゼン」とは「eisen」
ドイツ語で「鉄」という意味。部位名称も
ドイツ語に準じている。全て
日本語訳するならば「鉄板鎧」だろうか。
英名では
装備の"eisen"と部位名称の間に空白が入っておらず、
預り証も"Eisenplatte armor claim slip"と間が空いていないやや珍しい名前になっている。
英語版の名称はそれぞれ次のようになっている。
英語版の名称は基本的に
ドイツ語の形をほとんどそのまま借りたものと見られる。しかし、Eisenhentzes(
アイゼンヘンツェ)、Eisendiechlings(
アイゼンディヒリン)、Eisenschuhs(
アイゼンシュー)の3つにおいては、英語の複数形の語尾-sが付いているため、文法的には
ドイツ語ではなく英語になっていると見られる。これら3つの語は、
ドイツ語の文法に従えば、それぞれEisenhentze、Eisendiechlinge、Eisenschuheのようになる(語尾が複数形で-eになる)と考えられる。
- ドイツ語のSchaller(シャレル、あるいはシャラー)は、英語のsallet(サレット、あるいはサリット)と同じものであり、ヨーロッパ中世後期における兜の一型式である。
- Brust(ブルスト)はドイツ語で「胸、胸部」を意味する一般的な語である。
- Hentze(ヘンツェ)とDiechlinge(ディーヒリンゲ)はともにドイツ語の名詞の複数形で、中世のプレートアーマーにおいて、それぞれ「手」と「太もも」の部位を指す特殊な用語と見られる。
- Schuh(シュー)はドイツ語で「靴」を意味する一般的な語であり、複数形でSchuhe(シューエ)となる。