東の国

記事名読み
ひんがしのくに/ひがしのくに/Far East
東方にある国のこと。

語られている主体により異なる地域を指すが、我々中の国冒険者が言う東の国エラジア大陸(以東)の事となる。

また、読み方が二種類あり、それにより何を指しているかが異なる。
「ひがしのくに」の場合はアトルガン実装前に於ける謎の東方地域全域を指していた。現在ではエラジア大陸の事となっている。
ひんがしのくに」と言う場合はプロマシアの呪縛ミッション内に於いてテンゼンが語った自身の出身地で極東地域のこと。この時の英語は「Far East」になる
注釈1
なお、アトルガン皇国周辺は近東、即ち「Near East」である。

テンゼンの登場時点ではまだひんがしの国こと極東地域がエラジア大陸にあるのかどうかも不明であったが、その後公開された設定により、アトルガン皇国の東領の交戦状態にある地域よりも東のことで、いわゆる現実世界の日本辺りに相当する地域であることが分かっている。

社会基盤や言葉遣いなど諸文化は中世~江戸時代の日本をモチーフとしているが、こと食文化に関してはエビフライポークカツラーメンなど現代日本の影響も見られる。
また、明珍具足の設定からはひんがしの国が高湿度の風土であることが分かる。

内憂外患の緊張状態にあるようで、外患とは言うまでもなくアトルガン皇国との交戦であろう。内憂とは一部はテンゼン自身が語る事となるが、国境を流れる白帝江が干上がった、という話に代表されるように『虚ろ』も関連しているようである。

また、ここで言う「ひんがしの国」については中の国でもかなり昔から縁のある地域である。
1) C.E.588にウィンダスに大君からの親書を携えた使節団が渡来したのが最初である。が、この時にウィンダス連邦は彼女ら(7人の少女だったようだ)を異教徒として星の神子への目通りを許可しなかった。
困り果てた彼女らは、聖都にて「テング」に似ている者たちの噂を聞く。
勿論、これは当時ウィンダスと敵対関係にあったヤグード達のことであるが、彼女らは手ぶらで帰るわけにも行かず、親書を渡す相手をこのヤグードに変更しようと機転を効かせたのだが、この苦肉の策は見事に成就する事となる。
時の現人神は宗教問題を敢えて不問とし、彼女らを手厚く迎えた。そして自らしたためた親書を彼女らに持たせ、かつ100名からなるヤグードを彼女らの終生の家臣として贈ったのである。使節団はこれらを手土産に、遙か「ひんがしの国」へと帰っていった。
そして以降、「ひんがしの国」とヤグード教団は長きに渡る蜜月関係にあったといい、ヤグード忍術や刀・数珠と言った極東伝来の産物を得ることとなるのである。

さて、極東に渡った100名のヤグードと言うのが気になる。
その後、そのヤグード達が東の国にてどのような歴史を歩んだのかは定かではない。が、時は流れ今となり、ミンダルシアを遥かに離れた「ひんがしの国」からやってきたと言う義勇なるヤグードを我々は知っている。

2) ウィンダス調理ギルドには、東の国からの料理人がいる。
 船の難破による遭難者で、帰国のための旅費を稼ぐため調理人として働いている模様。調理ギルド東方レシピは彼の功績に依るところが大きい。

3) モンクの使う格闘技はサンドリアの武術と東の国の武術を融合して編み出されたもの。

4) 忍者東の国より伝わったジョブ

ひんがしリージョン醴泉島実装されたことにより、ほんの一部ではあるが冒険者も足を踏み入れることが可能になった。
設定
ミンダルシア大陸よりググリュー洋を隔てた東方、広大なエラジア大陸を中心に広がる地域。大別すると、アルタナ4国から「近東の国」と呼ばれる大陸中央および西方全域を支配する強大な君主国家「アトルガン皇国」と、「東の国」と呼ばれる大陸極東および周辺の島々に点在する「覇府」を中心とした封建制の小国群とに分かれる。中央世界、いわゆる「中の国」に東方世界が及ぼした影響は大きく、殊に冒険者にとっては「青魔道士」「からくり士」「」「忍者」など多くのジョブの発祥地としてなじみ深い。

ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド アルタナの神兵編 より
現実世界東方というと、ヨーロッパから見て東に位置するアジア諸国(オリエント)のことを意味することが多い。
また、人によっては東南アジアのみを指して用いるケースも見られるが、本来の意味は上記の通りである。

FF11においては、クォン・ミンダルシア両大陸をヨーロッパと見立てた場合、エラジア大陸以東が「東方」となるが、アイテムを見る限りほぼ日本をイメージしたものとなっている
注釈3
本来想定していた東の国である日本風の「極東」と、ヴァナ・ディールの間に、後設定で「近東」が入ったためであろうか
。まさしく、東南アジア(特に日本)を指して「東方」という言葉を用いているように見られる。

実在する「東方」については、マルコ・ポーロによる「東方見聞録」、新約聖書に登場する「東方の三博士」などが挙げられる。
こちらが指し示す「東方」も非常に指し示す範囲が広い。
関連項目
中の国】【北の国】【南の国】【西の国
エラジア大陸】【アトルガン皇国】【Tenzen】【Gessho】【白帝江

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