南の国

記事名読み
みなみのくに
南方にある国のこと。

語られる主体によって異なる
注釈1
例えばアルタナ四国で「西の国」と言えばウルブカ大陸方面の地域を指すが、アトルガン皇国で「西の国」といえばアルタナ四国のことを指す。
が、北方に関連するものは未実装となっているので、実質語られている「南」については殆どがオルジリア大陸とその周域に関連する事となっている模様。

この南の国については、ミスラ本国ことガ・ナボ大王国が存在する地域として知られている。ミスラ本国に関連する南の国についてはガ・ナボ大王国を参照されたい。

南の国未実装領域であり、多くは明かされていないが、ウィンダス連邦の様々な設定を紐解いてゆくとその姿はおぼろげながら判明する。
各国では語群の異なる共通語が使われているが、ウィンダスにのみ共通語に加え、南方系共通語(エルンサ語群)というものがある。
これは恐らくミスラ達のものであると推測されるが、共通語(カザム語群)というものもあり、入植などを考えると多くのミスラ達はカザム系だろう。
南方系共通語が何のことかは明示されていないが、現実世界で言う関西弁(の中でも京言葉に近い)を喋るミスラ達が存在することや、特にガ・ナボ大王国から来たミスラ傭兵の中にそのような訛りを持つ者が多いことから、南方系共通語はこの訛りを持つ共通語であろうと思われる。

また、宗教を見てみると、ウィンダスでは星の神子信仰が多数を占めているのに対して、少数のものに「諸島系アニマティズム(10%)」「南方系アニミズム(5%)」と言うものが目に付く。
アニミズムは万物に精霊が宿るといったような自然信仰で、カザムなどにも見られるため、ミスラ本国からのものと思われる。
アニマティズムはアニミズムよりも更に前の段階の原始的な信仰であり、信仰というよりも自然観に近く、自然界の霊的なものを生活に取り込もうと言うものである。
現実世界ではポリネシアの「マナ」等が有名だろう。
ミスラ本国周域の諸島に関する南の国とはこの事であろうと思われる。
また、その辺りの地域の事だと思われるが「ツァヤ」なる南の小国の存在がミッション等でも明言された。
詳しくは同項目にてだが、首脳が集まって条約が結ばれるのならば一定レベルの文明はあると思われる。ミスラ本国の一地域なのか周域の諸島の国家なのかは分からない。

ヴァナ・ディールの世界が球体であることは明らかにされているものの、プレイヤーの行ける地域は世界の一部であり、全体像は明かされていない。ただし、北方になるほど寒冷な気候になることから、プレイヤーが行ける地域は北半球に属していると思われる。つまり、南方は赤道に近づくほど温暖になり、赤道を越えると徐々に寒冷な気候になってゆくものと推測できる。

世界の大きさを考えるとオルジリア大陸が赤道を越えてさらに南にあるとは考えにくく、「南の国」は、独自の自然信仰が息づいており、近代文化から隔離されている文明の開拓がかなり後進(未開)な赤道付近の環境にあることが推測される。

また南の国ゆかりのアイテムとしては、イギラ装束ンゴマなどがあり、現実世界における南アフリカに近い文化を持っていることが推測できる。

ミスラ達が関わるとあって、「南の国」は他の未実装区域と比較しても日常的に近いものであり情報も比較的豊富であったが、行く機会がないままメジャーバージョンアップは終了している。

ミンダルシアからは南東、エラジアからは南西にあたる、南洋に浮かぶオルジリア大陸と周辺の島々からなる地域。大陸の外縁部、森林・草原地帯はミスラの女王が統べる「ガ・ナボ大王国」、いわゆる「南の国」が支配。中央の砂漠地帯にはアンティカの有力部族が割拠。果てしなき勢力争いを続けている。また、島嶼部には「ツァヤ」や「ゾワ」など、人間の小国家が点在している。南方と中央世界との深い関係は、ミンダルシア大陸各地に残る地名を見ても明らかで、「獣使い」などその風習、文物などで根付いたものも多い。

ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド アルタナの神兵編 より。

関連項目
中の国】【北の国】【東の国】【西の国
ガ・ナボ大王国】【ツァヤ】【ゾワ】【オルジリア大陸

コメント表示/書き込み コメントはありません