クリスタル/ネタバレ

記事名読み
くりすたる/ねたばれ
一万年前に生きていたジラート人たちは地中での巨大なクリスタルを発見し、その力を属性ごとに分解して小さな結晶体に封じ込めて使用していた。のちにジラートが滅びる原因となったメルト・ブローでその結晶体の力が開放され世界中に蔓延することとなる。それがヴァナ・ディールに生きる生物の体内に少しずつ蓄積されていったものが今日の我々が呼ぶクリスタルなのである。
バタリア丘陵ボスディン氷河シュ・メーヨ海沿いに点在する黒い結晶やクリスタル化した木
注釈1
設定資料集でそのイラストが描かれている。
が立ち並ぶあたりからその背景は読み取れる。

敵を倒すとクリスタルが入る原理というのはこういう事であり、また獣人人間を狙うのは燃料にもなるクリスタルの確保もあると推測される
注釈2
シグネットがないと手に入らないメカニズムは不明。


我々が使うクリスタルというのは粗悪なレプリカであり紛い物らしい。そういうからには古代ジラートの民が使っていた結晶体とは現在のクリスタルより遥かに優れていたものだと思われる。

これら全てのクリスタルの原点となるクリスタル、引いては母なるクリスタルホラデムメアワープ先に存在する建造物やザルカバードの地下、神都アル・タユに合わせて5つ存在していた。
クリスタルの起源
元々母なるクリスタルとは一つの存在(シード・クリスタル)であり、世界を七色の輝きで照らして闇(暗闇の雲)をはらい、偉大な神々
注釈4
を生んだとされる万物全ての源であった。しかし、神の一人であったプロマシアに完全なる死が訪れたとき、完全なる愛に目覚めていた女神アルタナプロマシアの復活を望み、母なるクリスタルの輝きを分け与えた。

そしてプロマシアは無数の人としての生を受け
注釈5
一般には人間アルタナの子供といわれているが、実際には分かれたプロマシアの一部という事である。
、その結果として母なるクリスタルは5つに分かれ
注釈6
現生種である5種族の原型はこの時点で発生した。古代人はヒューム族と同じ姿をしているが、それぞれのクリスタルの影響を強く受けたクリスタルの戦士ことArk Angel達は現在の人間と同じ容姿をしている。
、楽園は現在のヴァナ・ディールへと変異する。
古代ジラートの民は、これら巨大クリスタルの力を一つにまとめあげる事で、世界が神々の真世界になると信じて様々な行動を行っていた。
デルクフの塔トゥー・リアジラート人クリスタルの力をコントロールするための装置であり、天輪の場宿星の座にはそのための装置があるようだ
注釈7
ZM宿星の座で、Eald'narcheクリスタルの力を暴走させようとするシーンが確認されている。またPMでもデルクフの塔Nag'moladaアルマター機関が調査のために来訪している。
。また、ホラデムメアの巨大建造物(通称テレポ岩。正式名はアーク)、ドロガロガの背骨クリスタルライン)なども、クリスタルの力を使用するための装置である。

分かれた後もクリスタルは世界を照らし続け、人々を虚ろ等から救う一方で、死した人々を光(力)として最も近い巨大クリスタルが受け入れていた。プロマシアの呪縛では古代ジラートの民がこれら巨大クリスタルの力を無理に吸い出したために「ひんがしの国」を始めとする辺境の国で虚ろを発生させてしまう。

メルト・ブローによって失敗したと思われた「神の扉」計画だが、実はアル・タユ真世界に時空転移しており、首都だけと限定的ながら一応成功していた。ヴァナ・ディールから見ればアル・タユが消滅したように見えていたが、アル・タユの住民の視点ではアル・タユ以外(フェ・インロ・メーヴソ・ジヤなど)が消滅したように見えており、アル・タユではクリュー人のほとんどが死滅しただろうと推測するNPCと会うことができる。

アル・タユはそこに存在する巨大クリスタルによって維持されていたのだが、他の巨大クリスタルと同様にその力が失われつつあったため、このままではアル・タユヴァナ・ディールに落ちてしまうことになる。その危機を察知したセルテウス冒険者に巨大クリスタルの輝きを与え、その強い命(光)をアル・タユの巨大クリスタルへと還そうと各地を奔走する
注釈8
詳細は【Selh'teus/ネタバレ】を参照の事。


の最終決戦後は、冒険者自身に内包されていた全てのクリスタルの輝きが同時に解き放たれた結果、限定的かもしれないが、神の扉が開き、女神アルタナがその涙を流す。

また星唄ミッションでは、古代ジラートの民による罪を鑑み、セルテウスアストラルの力(ヴァナ・ディール以外の各星々に満ちる魔力)を集め
注釈9
、最終的にはセルテウス自身が「ひんがしの国」である醴泉島クリスタルとなった
注釈10
ただし、このセルテウスの決断はイロハの干渉で早まっただけで、干渉が無くとも近い将来に実行されていた。
。前述のように古代ジラートの民の行動によってひんがしの国には虚ろなる闇が発生していたが、このヴァナ・ディールの6つ目のクリスタルによって祓われることになる。
関連項目
ジラート】【母なるクリスタル】【シード・クリスタル】【暗闇の雲】【星唄ミッション

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