ガラハッドはアーサー王の
円卓の騎士の1人であり、湖の騎士ラーンスロットの息子。カーボネックのペレス王の娘エレイン姫はラーンスロットに恋したが、アーサー王妃のグウィネヴィア妃を一途に思うラーンスロットは彼女を拒絶する。エレインは
侍女ブリーセンの
魔法でグウィネヴィア妃に姿を変えて思いを遂げ、男子を産んだ。父親の幼名からガラハッドと名付けられ、立派な騎士として成長する。
円卓の席のうち一つは唯一空席となっており、資格の無い騎士が座ると災いに見舞われることから「危難の席」と呼ばれていた。ガラハッドはこの席に座っても何も起きなかったことから、円卓の騎士となった。その心の純真さ、気高さにより
パーシヴァル、ボールス・ド・ガニスと共に聖杯探求に成功する。地上での全ての奇跡を経験したガラハッドは、天使と共に昇天することを望みこの世を去ったという。
なお、
サンドリア駐在の
ジュノ領事の名前も「Galahad」である。たまたま同じだけだろうが。