この
ミッションの冒頭
イベントで、
バラモアは次のようなセリフを言う。
Balamor : 君たちの相手も楽しかったけど
ここからはいち観客として、踊り狂える
グラン・ギニョールを楽しませてもらうとするよ。
グラン・ギニョールとは19~20世紀ごろに行われたフランスの大衆芝居で、様々な
ホラーをテーマとした恐怖劇の一種
。しばしば血糊などを大量に用いた特殊効果付きで演じられており、失神した観客数も劇の成功・不成功を測る尺度となっていたという。
この場合は「
バラモアにとっては血みどろの戦いも劇場の芝居のようなもの」ということを端的に表現しているのだろう。
ミッション名の
トリックスターは「物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物」という意味で、これは
バラモアの性格そのものである。ただし英語版では"Charlatan"(ぺてん師)ともう少しネガティブな語が当てられている。
なお、名前の元となっている「ギニョール」は人形劇の
キャラクター(ただしグラン・ギニョール自体は
人間の行う芝居)で、
FFXIでは
ギニョルピアスがその名を冠している。