暴れだした贈り物

記事名読み
あばれだしたおくりもの/Pernicious Presents
2003年に行われた公式イベントの一つ。クリスマスが終わった直後の2003年12月26日21時から12月31日24時まで行われた。

それまでクリスマスには星芒祭のようなイベントはなく、イルミネーションの飾り付けが行われるだけだったので、実質的にはこれが初のクリスマスイベントと言っても良いかも知れない。

また、OPテレポが使えるようになるきっかけとなったイベントとしても知られている。

イベントの経緯
2003年12月26日21時頃に突然イベントの告知が行われ、即座にイベントが開始された。

イベントの内容は、暴れ出した各エリアクリスマスツリー(Twinkling Treant)を処分するというものだったが、イベント謎の巨大生物あらわる!?」で、皆で寄ってたかって敵を殴るイベントにはうんざりしていたプレイヤーも多かったことや、
もし全てのツリーを撤去することができたら、何か良いことがあるかもしれません。
というように具体的な報酬を明らかにしていなかったこと、またツリーに倒されても経験値ロストしないとはいえ、それ以外の敵に倒されると経験値ロストする可能性もあったなど様々な要因が重なり、(少なくともスクエニが想定していたほど)参加者は集まらなかった模様。

そのためか、12月27日に緊急メンテナンスが行われ、Twinkling TreantHPが引き下げられたほか、報酬の中身(OPテレポの開放)が明らかにされた。その結果、12月29日にFenrirワールドで最初に掃討が完了したのを皮切りに、全てのワールドで期間内に掃討が完了し、全ワールドOPテレポが開始する運びとなった。

ユーザの評価
前述したようにプレイヤーの反応は鈍かったが、もちろん積極的にイベントに参加したプレイヤーもいた。

しかし、スクエニが全く見込み違いな莫大なHPを設定していたため、「叩いても叩いてもほとんどHPが減らない」状態になり、その報告が上がることでさらにプレイヤーからやる気が失われるという悪循環に陥っていた。

緊急メンテナンスで出足は戻ったものの、第一印象の悪さや、報酬OPテレポ)の発表と同時に期限も定めたため、「報酬で不人気なイベントに無理矢理参加させようとしている」という印象を受けたプレイヤーも多かった模様
注釈1
しろ>するな>しろネタに、このときの顛末が加えられることが多かったことがそれをよく表していると言える。


スクエニとしてはイベント参加者が多かったワールドOPテレポというサプライズを用意したつもりだったのだろうが、見通しと段取りの悪さからネガティブな印象を与えてしまったのはスクエニの失敗の1つだろう。
イベントの進め方
  1. 対象エリアモーグリに話し掛け、イベントへの参加権を得る。
    参加権は、一定時間が経過するか、参加権が有効な状態でモーグリに話し掛けると無効になる。再び参加権を得たい場合には、参加権が無効になった状態でモーグリの話を聞く必要がある。

  2. 参加するとレベル制限がつく。レベル制限エリア毎に異なる。
    制限Lvエリア
    Lv20東ロンフォール西ロンフォール北グスタベルグ南グスタベルグ西サルタバルタ東サルタバルタ
    Lv30ジャグナー森林メリファト山地パシュハウ沼
    Lv50ボスディン氷河東アルテパ砂漠ユタンガ大森林

  3. エリアのツリー(Twinkling Treant)を攻撃する。ツリーは参加条件さえ満たしていれば、同時に複数のパーティアライアンス攻撃することが可能。


その後
2003年に行われたものを最後に、同様のイベントは行われていない。

しかしながらこのイベントに登場したTwinkling Treantは、2006年の星芒祭や、10周年冒険者さんありがとうキャンペーンでも登場している。
また専用技のアーバーストームアビセアの導入とともに使用する個体が追加され、食らいながら当時の理不尽な吹き飛ばされっぷりを思い出した冒険者も居た模様。
関連項目
星芒祭】【OPテレポ】【公式イベント

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