素敵合成

記事名読み
すてきごうせい
材をから取って合成すること。
キャッチコピーは「素材は敵から」。略して素敵と呼ばれる事もある。

金策スレや合成関連では定番の話題。
勘違いされやすいが、決して「自分で素材を取りに行けば元手はタダの、素敵な合成」と言う短絡的な話ではない(後述)。
素材を取るにも「時間」はかかり、他の事で稼いだお金を使い競売バザーで入手した方が効率が良い場合もある。合成せずに素材をそのまま売った方が儲かる場合さえある。

素敵合成が行われる理由は主として以下のようなものがあげられる。


必ずしも現地で合成することを意味しないが、スタック不可な素材スタック可能な形に変えることは移動の手間を省いて効率を上げるためにも一般的に行われている。革細工におけるなめし革が代表的な例である。

まだ合成市場が黎明期だった頃には下記のAA合成関連スレッドを賑わした。
        _、_
       ( ,_ノ` )     n
      ̄     \    ( E) 素材を敵から取って合成
     フ     /ヽ ヽ_//
 
      _n
     ( l    _、_
      \ \ ( <_,` )
       ヽ___ ̄ ̄  )   これが「素敵合成」
         /    /

素材を自分で取ってるから黒字です」
素敵合成に絡んだ誤解。

素材競売から10000で購入する。
合成して完成品を競売で8000で売却する。

これを「素敵合成すれば8000の黒字になる」というのがよくある勘違いである。
上記のケースでは素材を取ってきて10000で売却した人がいる。これを素敵合成する場合、素材競売で売った人と同じだけの労力を費やしたのに得られるギルが2000も少なくなっているのである。
逆に素材の価格が6000なら、合成することによって2000の付加価値が生まれたと言うことができ、これは素材の調達手段と関係ない。この考え方を当てはめると、上記のケースでは(素敵しようがしまいが)合成すること自体が2000のマイナスであると言うことができる。

・・・・という記述があったのだが、いろいろ間違いがあるので訂正しておく。
「黒字・赤字」をギルという貨幣の多寡だけで言及するから間違うのであり、実際には貨幣価値・時間・手間・スキル上昇・流通状況などの総合的な解釈で決まる。

たとえば得るのに時間がかかる素材の場合、自分で狩らずに競売で入手し、浮いた時間を他の金策に回せば、競売で使った金を穴埋してさらに儲けの出ることがよくある。つまり「時間を金で買う」わけである。

逆に、嗜好品のみならず生活必需の消耗品でさえも、目先の小銭に目がくらんで競売で少しでも値段をつり上げて売りたがる一部の者がいる以上、それを安易に購入すれば必然的に合成品も値上げせざるをえず、無用の高値安定を招きかねない。
このような場合はあえて自分で素材を集め、合成品を適正価格で販売することで、「一部の者にしか得のないインフレ」を防ぐ効果を得られる。

さらにいえば、素材 10,000G から合成して 8,000G にしかならないとしても、その間にスキル上昇が得られればまさにプライスレスであり、もしキトロマカロンなどの食事スキル上昇率アップを狙うのであれば、自分で狩るよりも買って短期集中作業に徹するのが当然となる。

このように、いろいろな角度から考えた上で、狩るのと買うのはどちらが総合的に黒字か赤字かを判断するものであり、表示される数字の損得だけで決まるものではない。
関連項目
素材屋】【素材狩り】【なめしキット

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