Mihli Aliapoh/ネタバレ

記事名読み
みり・ありあぽー/ねたばれ
今は魔笛を安置している封魔堂の扉を開くカギ五鏡を所持する五蛇将の一人という立場になっている彼女ではあるが、もともとはエルシモ島より更に南方に存在するという、アトルガン皇国の属国の一つ、ツァヤの出身。
そのツァヤで、ミリは島の人々の主食であるポポトイモを育てる、裕福な大農家の子供であった。

しかしある時突然、皇国総督の名の下に新農地法が施行され、ミリの家は財産のほとんどを没収されてしまい、裕福だった生活は一転、窮乏状態に追いやられる。
それまでおしゃれだったミリの母親は着る物にも困るようになり、彼女自身も、いつも食べ物のことばかり考えるようになってしまう。
さらに追い討ちをかけたのが、皇国で人気という事で出された「村を挙げて作物をパママ切り替えろ」というお触れだった。
パママ栽培に慣れていなかった島民の殆どが栽培に失敗した上に、パママ病気が蔓延し枯れてしまった事により、島全体が食糧不足となり大規模な飢餓が発生、この時にミリの母親もこの世を去ってしまう。

母親や家、全てを失ったミリは、毎日生き残る為だけに必死になっていた。
そして13歳の時に、お腹いっぱいにご飯を食べる事が出来ると聞いて、年齢を偽り自警軍に志願するが、年齢詐称がばれてしまい、暗殺のプロ、アサシンを育てている特殊秘密部隊「ツァヤ自由軍」にムリヤリ入隊させられてしまう。
入隊と同時に死んだ事にされてしまったミリは、暗殺の訓練を受けつづけ、すべてのカリキュラムを終えると、留学生としてワラーラ寺院に送り込まれる。

ワラーラ寺院ではアフマウも共に学ぶ学生であった。皇宮育ちで世間知らずなアフマウは、他の学生と馴染めず仲間はずれにされていたが、そんな独りぼっちな彼女の姿を自分と重ねあわせたのか、ミリはアフマウを気づかい、かばっていた。
そんな事もあり、アフマウはミリともっと仲良くなりたいと試行錯誤するが、ミリは自分の隠された姿を見せたくない為か、距離を置こうと冷たい態度を取っていた。
パママ連続殺人事件」は、こうした学生生活の裏で、皇国の支配に対する復讐として行われたものであった。

昼間は留学生として、夜は暗殺者として過ごしていくミリ・・・。
そしてある任務を実行後、ツァヤ自由軍の同士より「ワラーラ寺院の優秀な学生が皇宮に招待される授賞式の最中に聖皇を暗殺せよ」との命令が下る。
ミリはワラーラ寺院での成績が優秀であり、式典に出席する生徒代表に選出されていたのだった。
生きて帰る事はないであろうこの任務に対して、一瞬の戸惑いを感じつつも、ツァヤの悲惨な子供時代を思い出したミリは遂行を決意する。

そして授賞式当日、暗殺任務に失敗したミリは、逃亡中にワラーラ寺院で四蛇将と不滅隊に捕らえられそうになるが、アフマウの介入に助けられる。
この時、アフマウが見せたミリへの想いと、その采配から、彼女はツァヤ自由軍の連中と手を切り、ルガジーンの元で防諜の任にあたることとなった。
その後、多大な功績を挙げたミリは水蛇将に任命され、五蛇将の仲間入りをはたす。
その折、聖皇ナシュメラ2世より贈られたのが、故郷ツァヤツァヤンローズウッドとツァヤンエボニーウッドで作られた棍と盾であった。

その棍と盾を装備し、ミリは五蛇将や部下達、そして聖皇ナシュメラ2世への思いを胸に、今日もアトルガン皇国を守っているのである。
リアル世界との関連
話のテーマとしては、リアル世界での先進国と発展途上国間での搾取、被搾取関係を扱ったもので、これは大航海時代以降、現在でも続いている経済的な問題である。このような事例は世界中に無数にあり、決して目新しいものではないが、FFの世界観やストーリーにアレンジし、重いテーマを損ねることなくコミカルな味付けで料理されている。

ポポトイモをタロイモ、パママをバナナやコーヒーに置き換えれば、そのまま現実の事例になる。経済的な問題に加えて、政治体系や宗教的な問題も絡んでくることも多く、解決するのが大変難しいことが多い。

興味を持った方は「モノカルチャー経済」、「プランテーション」、「バナナ共和国」、「ナタデココ」あたりをWikipedia他で一読してみるのも良いだろう。
平時

うるさい。
ボク、傭兵は嫌いなんだ。
もし、ここが戦場になっても、
足手まといにだけはならないでよね。


フンッ
ちょっと秘密を知ってるからって
なれなれしくしないでよね。
ボクは将軍。
[YourName]くん
注釈1
PCが女性の場合は「ちゃん」。
傭兵だよ?
ここでは、そういうことになってるんだからさ。


どうしよう……
魔笛が……大事な魔笛が……
ボク、聖皇さまに……なんて謝れば……。
……! な、なんだよッ!?
キミたち傭兵になんか頼らなくたって、
魔笛はボク1人で取り返してみせるんだからねッ!


フンッ、
たかが蛮族じゃないッ。
みんな! 一気に蹴散らすよッ!!


フンッ、
たかが蛮族じゃないッ。
みんな!
一気に蹴散らすよッ!!


ハァ、ハァ……。
ボクたち、何とか勝ったみたい……。
みんな……しばらく、休んで…………。


ハァ、ハァ……。
ボクたち、何とか勝ったみたい……。
みんな……
しばらく、休ん、で…………。


フンッ、なにさっ!


ん、もうッ!
ほんとは見せたくなかったけどッ!


あの、女神さま。
ほんとはボク信じてるの。
こいつらを助けるために……おねがいッ!

捕虜

まさか、ボ、ボク、
壺人にされちゃうのかな……。
どうしよう。どうしよう……。


も、もし……今日、
処刑場に連れてかれたら……。
ボク、ボク……。


だ、ダメ……。
アイツら想像しただけで足が……。
こんなんじゃ、ボク……。


な、なにさ。
ボク、ちょうど独りで
脱出するところだったんだから。

あっ、こ、この間の……。
はい、これ。あの時の路銀だよ。
べ、別にお礼とかじゃないからねッ!

付き人Iphaaf
平時
見てよ、あの娘。可愛いだろ?
ミリ・アリアポー(Mihli Aliapoh)っていうんだ。
あれでも、五蛇将のひとり、水蛇将なんだぜ。
なんでも、我が皇国の
属国の出で、故国の期待を一身に背負って、
がんばってるらしい。ぼくも応援してるんだ。

Mihli Aliapoh捕虜
…………。
側で戦っていたのに……
ぼくの力が足りないばかりに……。
ぼくは、ぼくは……
ミリ・アリアポー(Mihli Aliapoh)を
護ることができなかった……。

英語版
This is all you've got?
Defenders of the Empire
Shrrred our foes into meat jerky!

Phew...We...we finally won...
My brrrave defenders...
You have earned your rrrest...

ビシージの開戦及び終結時のセリフより。
セリフの中身は日本語版に忠実だが、言語体系の違いからミリ特有の細やかな性格付けはかなり難しいようだ(一人称のボクやツンデレなど)
「r」を重ねていることから、言わば~にゃ系の猫キャラとして設定されているようである。
関連項目
Mihli Aliapoh】【五蛇将】【水和ぐ盾】【ツァヤ】【パママ連続殺人事件

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