クレクレ厨

記事名読み
くれくれちゅう
様々な状況や目的において他者の労力や我慢を省みず、過度に自己の利益のみを追求して自分の手伝いや寄付等を他人に要求するプレイヤーを蔑む表現。
ミッション手伝ってクレクレ」、「クエスト手伝ってクレクレ」、「パーティいれてクレクレ」、「金貨クレクレ」等の例がある
注釈1
当然のことながらこうしたプレイヤーは、FF11に限らずほぼすべてのオンラインゲームに存在する。


FF11スタート当初から、金銭アイテム等を主に「くれくれ」と安直に持ちかける困ったプレイヤーは存在した。
しかしこれらが顕著になったのは海外組が参入してからと言われている。突然見ず知らずの相手に/tellを送り、リアクションがあるようなら「give me money. hehe」とフランク且つ直球な要求をするプレイヤー
注釈2
中には、それを断ると/shoutで罵倒する者も見受けられた。
が、それまでよりも大量に登場したと見なされている
注釈3
ただし、一応弁護しておくならば、他の類似ゲームに於いては資産家の先輩プレイヤーが、一文無しの新規プレイヤーにゲーム内通貨装備品等のアイテムプレゼントするのが慣習化しており、彼らはその慣習をFFXIにそのまま持ち込んだ、という事情もある。不幸なことに、当時のFFXIは非常に金策のしにくいゲームであり、金品をねだられるのは実際に困る行為であった事、多くの日本人プレイヤーにとってはなじみのない行為であった事も、事態の悪化に拍車をかけた面もあった。しかし、もちろん度を超したおねだりや、それが通じないからと言って相手を罵倒する行為は許されるものではないが。


しかし彼らが嫌がられる本当の理由は、度を越して他人の善意によりかかる反面、自分からは他者を助けようとしないことにある
注釈4
例えば、自分のミッションクエストにはLSメンやフレに手伝いを強要しながら、逆にそうした人たちが手助けを必要としている時には、何かと理由をつけて逃げるなど。

面倒なことを避け、楽をしたいと思うのは誰しも同じであるが、こうした行為を繰り返せば嫌われるのは当然のことであり、気がつけば一人ぼっちで何もできなくなっていた、と言う結末を迎えることになる。まさに因果応報、と言ったところだろう。

逆に、クレクレ厨になる、もしくはそう言われる事を恐れる余り、人に頼みごとが出来なくなってしまう気弱なプレイヤーも居たりする。これはMMOに慣れていない人に多いようだ。
特に自分が低レベルだと、高レベルに対する「お返し」も満足に出来ず、金銭的、労力的に「持ちつ持たれつ」の関係が築きにくいと感じて遠慮しているものと思われる。過度な「甘やかし」はゲームの魅力も損なうためするべきではないが、こうした場合には「頼って、頼られて」も楽しみの一つである事を知ってもらえるよう、働きかけるべきだろう。

その後は、公式フォーラムができたことにより、開発に直接クレクレ要望をするケースが激増した
注釈5
こちらは「緩和厨」と呼ばれる事が多い。

フォーラムの場合、「緩和要望」がこれに当てはまるが、そもそも緩和というのはユーザー同士で緩和についての議論を重ねた上で開発が必要と判断した場合にのみなされるべき処置であり、公式フォーラムで自分の都合に合わない事柄はすべて緩和しろなどと書き殴るのはまったく見当違いなのである。
ゲーム内のクレクレ厨に比べて直接的被害は少ないものの、度を越えた緩和がクレクレ厨によって強引に押し通されてしまうとゲーム全体に悪影響を及ぼす可能性がある。
(例:なんでもかんでも簡単にクリアさせろ、RMEを誰でもとれるようにしろ、イージスオハンギャッラルホルンダウルダヴラと同等性能のユニクロを追加しろ、上位ミッションBFの低難易度のドロップ率をあげろ等)
バトルコンテンツはゲーム性を失わないために各コンテンツごとに適切な難易度が設定されており、近年では難易度をプレイヤーサイドで調節できるコンテンツも実装されている。
さらにどの難易度でもドロップ率こそ違えども得られるアイテムは一緒という、初期組からしてみれば考えられない程のサービスっぷりである。
これほどまでに開発から多くのユーザーが遊びやすいように工夫が施されているのにも関わらず、未だに自己中心的な緩和要望は後を絶たない。

関連項目
厨房】【】【クレクレ

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