アイメルト派

記事名読み
あいめるとは/Eimert Church
アルタナ信仰の一宗派。

アルタナ信仰に関してはサンドリア国教会の勢力が大きいが、サンドリア国教会に属さない宗派もあり、アイメルト派はその1つとなる。

バストゥーク共和国神聖アドゥリン都市同盟(こちらは厳密には古式アイメルト派だが)ではむしろアイメルト派が主流。

特にバストゥークにおけるアイメルト派アルタナ信仰の支持者は55%を占めるが、数字に比してその影響力は小さい。これには次のような理由がある。

かつてバストゥーク共和国にはバストゥーク礼拝堂というアイメルト派アルタナ信仰の中心となっていた巨大な礼拝堂があり、バストゥーク人も現在より熱心にアルタナを信仰していた。

しかし、天晶暦815年に政府は大工房拡張のためにバストゥーク礼拝堂を解体し、祭壇を移設することを決定。巨大な礼拝堂大工房地下の一室の女神礼拝堂となった。当時は抗議デモが盛んに行われたものの、工事が強行された後は、アルタナ信仰はすっかり下火になってしまった。

当時は多くいたであろう聖職者がその後どうなったかは定かではないが、アイメルト派の法衣であるシャジュブルが忘れられてしまったり、女神礼拝堂にすら常駐する聖職者がいないところを見ると、壊滅的な打撃を受けたことは間違いないだろう。

そのため、数字上はバストゥーク人の過半数がアイメルト派ではあるものの、熱心な信者は一部にとどまり、むしろ数字上は20%しかない語り部信仰の方が影響力は大きいといえる。この点ではサンドリアの国政に大きな影響力を持つサンドリア国教会とは異なっている。

その他
アイメルト派の宗教様式には不明な点が多いものの、法衣としてシャジュブルを使っている
注釈1
なお、冒険者が着用できる合成品シャジュブルは法衣としてのシャジュブルを改良したもの。両者は名前こそ同じだが、厳密には別のものである。
こと、ウィングプラークというアイメルト派様式の祭具が存在していることが分かっている。

また、西の国から派遣されたエクソシストシャジュブルを着ていることから、エクソシストアイメルト派僧階(もしくは職能)の1つであると考えられている。
関連項目
アルタナ信仰】【女神礼拝堂】【バストゥーク共和国】【神聖アドゥリン都市同盟
シャジュブル】【ウィングプラーク】【エクソシスト

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