不如帰

記事名読み
ほととぎす/Hototogisu
片手刀の一つ。
グラフィック苦無と同じ。
店売り不可。

ウガレピ寺院に出現するトンベリ族NMBeryl-footed Molberry」が極稀にドロップする。ドロップ率は非常に悪いので取れるまで根気がいるであろう。出現させるアイテムとして「トンベリの鳴子」が必要。
Beryl-footed Molberryは、忍者タイプであり、微塵がくれを行う。この微塵がくれは時として4桁近いダメージを受ける場合もあり、要注意である。

不如帰と書いてホトトギスと読む。
185は片手刀の中ではに次いで速い。
潜在能力の発動条件は呪歌ファントムロールの効果を得ている間である。

装備レベル前後の一般武器では溶刀改の26/227が標準であるため、それと比較するとD/隔はひとまわり高い。
また、潜在能力発動中はメイン武器にも適用される命中+や盾役として(例え気休めといわれようが)受け流しスキルが上がるという効果は重要であり、サブ武器として据えるなら優秀な武器であると言える。
しかしながら、溶刀改の追加効果:防御力ダウンを捨てることになるため、どちらが良いかは意見の分かれる所。
設定
美しい声で鳴く東方の鳥「不如帰」の名がつけられた苦無。ただし、命名した者は、同名の白拍子に着想を得てつけたらしい。取り回しやすく、防御武器としても使える。

ファイナルファンタジーXI 公式設定資料集 ~Life in Vana'diel~P121より。

現実世界の白拍子(しらびょうし)は平安朝末から始まった男装して歌や舞を披露する遊女。有名な白拍子としては源義経の愛妾となった静御前がいる。おそらくヴァナ・ディールにいた不如帰という白拍子は、ホトトギスを思わせるような美しい声で歌っていたのだろう。
名称について
英語名称からヴァナ・ディール内ではホトトギスと読むと推測されるが、一般的な読み方としては「ふじょき」と読む。
ホトトギスは杜鵑と書き、不如帰は数ある異名の一つである。ホトトギスは古くから鳴き声を賞され俳諧や川柳によく詠まれている。別名が多いことで知られており、他にも時鳥(ほととぎす)、子規(しき)、杜宇(とう)、沓手鳥(くつてどり)、蜀魂(しょっこん)、四手の田長(しでのたおさ)、勧農鳥(かんのうちょう)、郭公(かっこう)、霍公鳥(かっこうちょう)などがある。
その鳴き声は「てっぺんかけたか」とか「ほっちょんかけたか」「田を作らば即作れ、時過ぎれば熟せず」などと聞こえ、勧農鳥の名は鳴き声が農業を奨励するところによる。
四手の田長(しでのたおさ)は、ホトトギスが田植え期に、四本の指で枝に止まり、鳴くことからこう呼ぶ。
郭公、霍公鳥は形態の良く似たカッコウを、ホトトギスと混同したものである。
蜀魂は蜀の王・望帝が亡くなった時、しきりにホトトギスが鳴いたという故事に由来する。
ホトトギスの前生を沓屋とする沓手鳥には、鵙(もず)の絡んだエピソードがある。靴を買って代金を払わなかったモズはホトトギスを見ると藪に隠れるといわれ、木の枝にはやにえを立てるのはホトトギスに靴代を払うためのものだといわれる。

読みにくさから一部掲示板などではネタ呼称「フニョキ(ふにょき)」が定着している程。とても柔らかそうな呼び方である。
関連項目
難読語】【Beryl-footed Molberry】【トンベリの鳴子】【郭公

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