渦の理論

記事名読み
うずのりろん/The maelstrom theory
渦の理論」はおよそ350年前に生きていた「渦の魔道士」ことガラズホレイズ(Garazu-Horeizu)が打ち立てた理論。
簡単に言うと、魔法という力の源を知り、その源と繋がることで、永遠に連続して魔法を使えるようになる理論である

最初は蝕世の卵から生まれた幼獣「ネスナス」を研究するところから始まり、やがて魔法の根源と「霊獣」との関連性にたどり着いたガラズホレイズは、第四次ヤグード戦役を引き起こして霊獣フェンリルと繋がろうとした。しかし、この時点では理論が間違っていたために失敗し、メダダに討ち取られることになる。しかし、死後ガラズホレイズの魂はヴァルハラに招かれ、そこで生前研究していた蝕世の卵を見つけたことで、未完成だった渦の理論の研究は大きく進展することになる。

最終的に「霊獣カオスを介してアストラル界とつながり、そこから純粋なる魔力を汲み出す」という形で渦の理論は完成した。もっとも、ガラズホレイズはそれに飽き足らず「螺旋の理論」という新たな理論を構築し、その実証のために邁進し続けることになるのだが…。

なお、不完全なものとはいえ、渦の理論は後世にも伝えられており、ウィンダスでは禁書に指定されている。ただしそう簡単に読めるようなものではないようで、「読んだらすぐに他の人に読ませないと、本の中からズルルっとオバケが出てくる」「あまりに複雑怪奇な内容のため、永遠に読み終わらない」などの噂話が伝わっている。とはいえ実在するのは間違いないようで、コルモル博士が若い頃に目を通した後、カラハバルハの手に渡っている(その後どうなったのかは不明)。また、ガラズホレイズの子孫にはその一部が伝わっているようで、ウランマフラン渦の理論を応用してウランマフランのオーブ(正式名称は「獄のオーブ」)を作成している。
余談
無限の魔力を得られるという概念を俗っぽく言えば「MP無限大」となるが、同じように一時的にMP消費を0にするアビリティ魔力の泉」のβ版での名称は「魔力」であった。
要は不完全版渦の理論の簡易バージョンが魔力の泉であり、不完全版渦の理論から着想を得てカラハバルハ完全召喚の構想に至り(不完全理論だったからガラズホレイズと同様に失敗した可能性が高い。そして奇しくもガラズホレイズの至った完全版渦の理論螺旋の理論)の示す形はまさにカラハバルハの思い描いた完全召喚そのものである)、その簡易版として顕現したのがアストラルフロウなのだろう。
関連項目
Garazu-Horeizu】【蝕世のエンブリオ】【カオス】【アストラル界

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