スタナー

「ヒーラー」や「アタッカー」と同様に特定の役割に特化したジョブ群の一つで、この場合は敵の行動をスタン効果の魔法やWSで阻害する役目を担うジョブ全般を指す。
狭義では、黒魔法「スタン」を用いて、敵のTP技や魔法を阻害する「戦闘上の役割」のこと。本項で解説する。

スタンは再詠唱間隔が45秒と長いため、この魔法を戦術に組み込む場合は短期決戦であれば赤魔道士の「連続魔」を、長期戦の場合は複数の黒魔道士やサポ暗の後衛、場合によっては暗黒騎士による「スタン回し」を行うのが通例であった。

2011年12月15日のバージョンアップで魔法の再詠唱時間短縮上限が50%から80%に引き上げられたため、スタンは最短9秒間隔での詠唱が可能となった。
さらに学者であればＡＧローファー+2を用いることで戦術魔道書のチャージが続く限りは4秒台まで再詠唱時間を短縮することすら可能となり、2名もしくは3名の学者がマチマチヘイストなどの支援を受けた上で「スタンを専門に行う」形へと運用が変化した。

なお、必ずしもスタナーは学者である必要は無く、ハイエンドコンテンツのHNMのように特殊技を連打してこないタイプの敵であれば、装備のハードルは高くなるが、3名程度の黒魔道士または赤魔道士で同様の運用を行うことも可能である。

保有者の数や運用次第によっては敵を完封することさえ可能なスタンではあるが、今日ではそれらに最初から完全耐性を持つNMやHNMも多数存在し、必ずしも万能ではない。
また、累積魔法耐性によって、何度もスタンさせ続けていると次第にスタンが効かなくなるので、安易なスタンの連発はかえって攻略を困難にすることもある。