野に潜む悪魔

記事名読み
のにひそむあくま/Demons in the Rye
2002年3月29日にFINAL FANTASY XI βVersionで行われた、コナーの手紙に次ぐ第2回目の公式イベント

ロランベリー耕地に出没したモンスター討伐のためにサンドリア王国を出発したアライアンスが、1匹のモンスターにより壊滅。冒険者はそのモンスターを見つけ出し討伐、そのモンスターにとどめを刺したアライアンス報酬が与えられるという内容であった。

目的のモンスターは特別な姿や名称は持っておらず、一般の雑魚モンスターのいずれかに憑依し強さを高めているという状態であった。外見では判断できないため実際に戦って強さを確認するほかなく、公式告知でも「あらゆるモンスターをしらみ潰しに調査する必要がある」としていたため、各地で雑魚モンスターの虐殺が行われ、レベル上げ等を目的としたパーティとの軋轢を生む有様であった。なお、目的のモンスターに救援を出すと対象が別のモンスターに変更されてしまう。

また、ライブカメラを利用し、当時は入手不可能であったロランベリー耕地地図や対象モンスターの位置表示がヒントとして流されていた。ただ、そのヒントによって特定のエリア冒険者が集まりすぎ、サーチに支障が起きる、固まってしまって回線切断を引き起こす、といった負荷テストとしての側面も見られた。

見事モンスターを討伐したアライアンスに送られた報酬カタール
10 240
Lv1~

当時は格闘武器は存在せず、モンク格闘戦士はみな素手で戦っていた。このカタールβ版唯一の格闘武器であり、装備グラフィックもきちんと反映されていた。ところが肝心の性能が現在の格闘武器に見られる+10ではなく10であったため、高い格闘スキルを持った状態で装備すると素手より攻撃力が落ちてしまうという珍品であった。

β当時は日本語版オンリーだったため、和名のみだったが、10周年冒険者さんありがとうキャンペーンで使われただいじなもの「野に潜む悪魔」記録簿」にて英名が与えられた。こちらは「ライ麦畑の悪魔」といった名前になっている。
関連項目
公式イベント

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