おなじみ日本の特別天然記念物に指定された鳥。
学名は『Nipponia nippon(ニッポニア・ニッポン)』。名前の通り、日本ではかつて非常によく見られた種であり日本を象徴とする鳥と呼ばれていたこともある。
かつては東アジアの広い地域に分布しているありふれた鳥であり、田畑を荒らす害鳥として駆除されていた時期もあったが、20世紀に入り生息地域の開発や
乱獲などに遭い激減、今日では中国の陝西省と日本の佐渡島以外では絶滅している。
また日本の佐渡島の
朱鷺も一時期は絶滅しており、現在生息しているのは中国から輸入した
朱鷺を人工繁殖させた個体であるため野生種は絶滅しているとも言える。