その名から推測するに、モデルとなったのはチョウチョウウオ(Butterfly Fish)であろう。種類が多くモデルとなった具体的な種の特定は難しい。
チョウチョウウオの仲間は熱帯~亜熱帯に掛けての珊瑚礁を中心に広く生息し、サンゴのような無脊椎動物や小動物を
捕食して生活している。いかにも熱帯の海といったイメージで紹介されることが多いものの、我が国でも黒潮に運ばれて、太平洋岸などで見ることができる。もっとも、一定の緯度よりも北へ運ばれてしまうと、冬を越すことが出来ず死滅する運命にある。地域によっては食用にもなっている。
観賞魚として輸入・販売されており、熱心な愛好家もいる。ただし種により餌に対する嗜好性が微妙に異なる、餌付けが難しいなど、長期飼育は大変とされる。