Nashmeira/ネタバレ

記事名読み
なしゅめら・ねたばれ
正しくはアトルガン皇国マジャーブ朝第16代聖皇ナシュメラ2世。前聖皇ジャルザーンジュブリールの娘。またの名を無手の傀儡師アフマウ宰相ラズファードは兄
注釈1
ただし異母兄妹であると推測される。


幼少の頃ワラーラ寺院に預けられ、市井で暮らす。(恐らく同時期に)母を亡くしていたせいか、当初は内気な少女だった。
オートマトンアヴゼンメネジンはこの頃から一緒におり、彼女が魔笛に触れた際にオートマトンがしゃべるようになる。以来彼らとの信頼感がさらに強まり、性格も活発になる。からくり士としての技能(具体的に言えばオートマトンを操る能力とプログラミング技術)は元々父母から教わっていたらしいが、この頃さらに腕を磨いた模様である
注釈2
もっともアヴゼンメネジンも本来独立機動型であるため、どちらかと言えば彼らを制御する能力を高めていったと考えられる。


元々はラズファードが第一皇位継承者だったが、反対を押し切って参戦した東方戦線で瀕死の重傷を負った際に再生力の高い魔物の血を輸血し、それを理由に皇位継承権を外されて不滅隊の長に就くこととなった。そこで妹であるアフマウ聖皇の座がまわって来たのである。

聖皇が倒れた4年前にラズファードから皇宮に召し出され、ナシュメラとして即位した。だが実際に政治を執り行い、戦局の拡大を指示しているのはラズファードであり、彼女はヴェールの中から出てこない傀儡となっている。

ラズファードの留守を狙っては無手の傀儡師アフマウとして表に出、彼女なりに皇国の再建を図っているが、結果的に傭兵不滅隊振り回してしまいラズファードから叱責を買う日々を送っていた。

やっていることはバストゥークコーネリアと同じなのだが、大統領令嬢と皇国の長とでは立場が大違いな上に、ナシュメラは自己の危険も顧みず暴走するのでラズファード不滅隊も気が気でないだろう。

蛮族侵攻の際、子供を助けようとして自分も倒れてしまい、そこを救ったのが当時上官の不評を買い一兵卒に降格されたルガジーンである。
ルガジーンの献身に報いるため、ナシュメラは彼を天蛇将に大抜擢している(アトルガンクエスト天駆ける剣」)。

ナシュメラは自分の想う民の平和・正道とラズファードの想う国の発展・王道とのズレを感じていたものの、隠された魔笛海賊船の謎を追っていくうちに、兄を頂点とする皇国自体が諸悪の根源である事件を目の当たりにしてしまう。
彼女は真実を知るために海賊ルザフについて行き、皇国を飛び出すこととなる。
そしてルザフと共に時を過ごすことで彼の復讐心を解きほぐし、「冥路の騎士オーディンと「機関巨人アレキサンダーの対決による「最終戦争」ラグナロク回避すべく兄ラズファードを説得することになるが・・・。


余談ではあるが、舌っ足らずな声らしく目の前で喋られても聖皇だとは思われないらしい。
が、威厳のある声もしっかり出せる為、口調を目の前で変えられると驚愕すること必至だとか。さすがはからくり士といったところか……。

また、ナシュメラアフマウ、両方の発言が同じ場面ででてくる場合もある。その場合、ナシュメラの発言が聖皇の口調、アフマウが素の彼女の口調となる。
アトルガンミッションの初期、まだナシュメラアフマウが同一人物だとプレイヤーに知らされていないとき、例えば「ナシュメラが自分でとある調査をしたくて、アフマウ名義の自分に調査を命令をするという戯れ」や、「(アヴゼンメネジンにいったと思しき)ラズファードの『話し相手になって差し上げろ。陛下は……、御一人では何もできない』という台詞の前に、アフマウの簡単な台詞を入れる」等、アフマウナシュメラが別々の人物だとプレイヤーに誤解させる、いわば叙述トリックのようなものが仕掛けられている。
注釈3
尚、この手の「ナシュメラアフマウが同時に存在する」状況下では必ずアヴゼンメネジンのどちらかが居ない。恐らくはどちらかを御簾の裏に配置してナシュメラの声色で喋らせているものと思われる。

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