アーサー王の物語の原典であるウェールズ神話を元に創作された「ブリタニア列王史」でアーサー王が妖精の国アヴァロンで鍛えられた
聖剣カリバーンを授かり、サクソン人の軍勢470人をこの剣を使いたった一人で打ち倒したというエピソードがある。
原語では
カリブルヌス(Caliburnus)で、その英語読みが
カリバーンであるのだが、翻訳する時に誤訳を繰り返し冠詞や接続詞が混ざり込んでしまい、次第に
エクスカリバーへと変化していった。
従ってこれらの剣の名は全て同一の存在を指す語であり、近代より以前の創作物で
カリバーンと
エクスカリバーを区別しているような作品はない。