言わずと知れた海藻の一種。日本から朝鮮半島にかけての海岸に生息し、両国で盛んに食されている。
欧米には一般的に海藻を食べる習慣がなく、
アドゥリンのモデルとなっている西欧には
アドゥリンスープ(海藻を加えたクルマエビのオニオンスープ)のような伝統
料理は存在しない。つまり、
ワカメ食は
アドゥリンという国に付与されたオリジナルの食文化と言えるだろう。
また、英語版では
アドゥリンケルプという名前がつけられている。ケルプはコンブのような大型の褐藻類の総称であり、特にアメリカ西海岸のジャイアントケルプが有名。もっとも、こちらは食用には適さないが。