1974年8月29日、広島県に生まれる。神戸大学発達科学部
人間行動表現学科音楽表現論
コースを卒業。
弟がハマっていた『
ファイナルファンタジー』等のゲームを見てゲーム音楽に興味を持ち、卒業論文でもゲーム音楽をテーマに選んでいる。
大学卒業後はゲーム制作会社(彩京)に就職し、対戦
格闘ゲーム『堕落天使 - The Fallen Angels -』(1998年)の音楽の一部などを手がけた後、
スクウェア(現
スクウェア・エニックス)に
移籍。
『
チョコボの不思議なダンジョン2』(1998年)、『
ダイスDE
チョコボ』(1999年、『
チョコボコレクション』に収録)、『オールスタープロレスリング』(2000年)、『ブルー
ウイングブリッツ』(2001年)の各作品で、一部あるいは全体の楽曲を担当し、その後『
FF11』に携わる。
FF11では、
植松伸夫氏、
水田直志氏に続き、最後に作曲陣に加わった(とはいえ、水田氏とは1週間ほどしか違わないらしい)。担当曲数は12曲と比較的少ないが、「
Awakening」のように、
プレイヤーにとっては印象深い曲も。
FF11以降は、『
チョコボランド A Game Of Dice』(2002年、『
ダイスDE
チョコボ』のリメイク)、『
ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル(以下、
FFCC)』(2003年)、『コード・エイジ コマンダーズ』(2005年)で大半の楽曲を、また『プロジェクト・シルフィード』(2006年)でも一部の楽曲を手がけた。以降も『
FFCC リング・オブ・フェイト』(2007年)、『小さな王様と約束の国
FFCC』(2008年)の作曲を担当。『
FFCC
エコーズ・オブ・タイム』(2009年)を手がけるなど、
FFCCシリーズといえば谷岡女史、となってきている。
また、2006年以降、時田貴司氏
らによる演劇ユニット『Pures』の音楽部員として、いくつかの舞台音楽も手がけている。社の規定によりアルバイトは認められていないため、ノーギャラで参加しているとか。
その楽曲群は、優しく印象的なメロディラインなどに定評がある。また、
歌唱力も評価され、その歌声は『マリオ
バスケ3on3』(2006年)や『
聖剣伝説4』(2006年)などの楽曲で使用されている。サウンドチームのWebサイト上では、機械音痴
キャラという一面も。
バンド『
THE STAR ONIONS』では、ピアノおよびシンセサイザー担当。関西弁の混じった軽快な話術を活かし、ライブでのMCも務める。2005年8月発売の同名のアルバムでは、ピアノ演奏とともに、
FF11音楽のアレンジを2曲担当している。『
SQUARE ENIX PARTY 2005』や『~ 2007』などの
イベントではピアノ
ソロでの演奏も披露した。