直訳すると「天使王の拷問」。
メタトロンは、天使の王、小ヤハウェ、万物の創造主等と呼ばれるほど、天使の中でもっとも偉大と言われるが、名前に御使いの意味を持つ「
エル」
ミカエル、ラファエルなど、ほとんどの天使は
エルを含む名を持つ。
を持たないなど、謎の多い天使。一節には、メタトロンは、血に飢えた天使で、自分に背く
人間を嬉々として串刺しにし、苦悶のうちに死なせるという。歴史的な考察をすると、異教徒を串刺しにするイメージが見えてくる。
メタトロントーメントは、この伝承を踏まえての命名であろう。