デルクフの塔に足を踏み入れるまでに成長した
冒険者ならば、各地に存在する「
ホラの岩」「
デムの岩」「
メアの岩」と呼ばれる謎の巨大建造物との類似点を見出すことができるだろう。
明らかに自然のものではないそれらは、いつ、何者が作り上げたのだろうか。そして、いかなる目的に用いられていたのか。
冒険者の手によって救い出された大使は「何者かに昏倒させられた」と語る。
デルクフの塔に怪しい影がうごめいているのは間違いない。しかし今、
冒険者にそれを知る術はない。
いつの日か、それらの
謎が明かされる時が来るだろう。果たしてその時、何が起こるのか……。