暗き地の底より/ネタバレ

記事名読み
くらきちのそこより/Out of the Depths
日本語版ではモブリンが何を言っているのかサッパリなため、何をしているのか分からないままアイテムのやり取りをすることになるが、英語版では日本語版に比べ楽に読むことができる
注釈1
ただし文法的には色々と間違いがある。おそらく日本語版における訛りのようなものを出そうとした結果だろう。

以下、英語版を引用しつつ解説を行う。要約だけ知りたければ読み飛ばしてもらいたい。







(日本語版) ……。オマエ、気づゥたのか?
るゥない ジャークッ!オゥレ、宝、やァる。オマエ、ゆるす。そゥれ、チョーなクールな宝ものゥ。

(英語版) You figuring it out?
Okay, okay. Don't being mad. You can having my treasure.It being very shiny. Very pretty.

(和訳) 気づいたのか?
まぁまぁ怒らないでくれ。オレの宝物をやろう。ピカピカしてとてもきれいなんだぞ。



解説
ここまで読んだ読者はこのモブリンが何をしていたのか分かっただろうか?

要するに、火気厳禁のゴミ捨て場で働くモブリンが、冒険者ボム掃除をさせておきながら報酬としてゴミを渡していた、ということである。
最後に報酬を拒否することで、それを気づかれたと勘違いしたモブリンは自分の宝物(パヴケの認識票)を差し出すことになる。

もっとも、ゴミは相手の文化を知る上で重要な手がかりになる
注釈2
リアルにおいても、考古学的にはゴミの山が宝の山であることは事実である。
ので、タルタルの研究者(Ravorara)にとってなんら問題がなかったことも付け加えておく。
モブリン語について
世界設定スレでは「日本語を直訳した、ローカライズする前の英語を元にモブリン語が作られている」とする説が有力であり、日本語モブリン語に対応する英文は別にあるのではないかと推測されている(この議論は世界設定を語るスレ16においてなされた)。
例)(日本語版) ヒャーザスカルッヘープ フォイバァ! ボゥムバァ!
⇒ (元の英文?) Here is the scrap heap. Fire bad! Bomb bad!
(ここはゴミ捨て場だ。火気厳禁!ボム厳禁!)

なお、称号の「ニィジャンスカルッヘープ」は英語版では「Trash Collector(ゴミ収集者)」であるが、元となった英語は「Needs on scrap heap (ゴミ捨て場に必要な人)」ではないかと言われている。
関連項目
暗き地の底より】【モブリン語

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