北欧神話に伝わる魔剣。一説に拠ればダインという
ドゥエルグによって製作され、その名は「ダインの遺産」を意味するという。
一度この剣につけられた傷は治らない等荒々しい設定が多いが、中でも「一度鞘から抜けば、誰かの血を見なければ鞘に戻らない」という特性は恐ろしいものがある。
HP吸収はこの特性を元に付加されたのかもしれない。
デンマーク王ホグニの剣であり、かの剣を持つ王は、
蘇生の秘薬をもつサラセン王ヘジンと今も戦い続けているという。
何故この二人か戦う羽目になったかというと、
ブリシンガメンに手を出したフレイヤに対し
オーディンが、ホグニとヘジンが未来永劫戦うように仕向けろという罰を下したからだったりする。
なお、一部文献では、ニーベルンゲンにおいてハゲネがシグルドを殺した剣として「ダインスレフ」という「i」がぬけた名称の剣が紹介されている。しかし、これは「ホグニ」と「ハゲネ」を混同した事により生じた誤りであり、ニーベルンゲンにおいてダインスレフなどという剣は登場しない、という説もある。