暗闇の雲/ネタバレ

記事名読み
くらやみのくも/Cloud of Darkness
イロハのいた未来において世界を包んだとは、虚ろなる闇ではなく暗闇の雲である。

本来暗闇の雲とは、意志を持たない自然現象のようなものであり、の衝突によって生まれる「時の風」によって吹き払うしかその侵食を止める術はない
注釈1
ただし、シード・クリスタル七色の輝き暗闇の雲を払ったり、光の神となった未来の冒険者が雲の侵攻を一時的にせよ食い止めたり、母なるクリスタルから溢れ出した雲をフェイスが払っていたりするので、時の風でなくとも一時的に後退させることは可能のようだ。


ヴァナ・ディールにおいてはアルタナプロマシアという2柱の神々が時の風を生み出すことで雲を払い、世界の秩序を保っていたが、としてのプロマシアが死んだことにより、時の風が止まってしまった。
それでも数々の「」と「」のぶつかり合いによって辛うじて時のエネルギーが生まれていたが、神々の生み出すそれと比べると弱弱しく
注釈2
アルタナプロマシアの場合、会話を交わすだけで時の風が吹いたという。
、未来のヴァナ・ディールにおいてついに暗闇の雲侵食を許してしまう。

未来の冒険者は自らのを分離し、新たな光の神となることでこれを食い止めようとするが失敗。イロハの結界によって醴泉島の祠だけは守られたものの、ヴァナ・ディールを覆った雲を払うことはできなくなってしまった。一方で冒険者の「分かたれし闇(Disjoined One)」は闇の神となったものの、暗闇の雲に取り込まれて操られることになる。

暗闇の雲に対抗するためには「時の風」が必要だと知った冒険者は、女神アルタナと協力し、神の力によってイロハDisjoined One天晶暦884年のヴァナ・ディールに送り込んだ
注釈3
正確にはイロハが目指していたのは天晶暦898年だが、何かの手違いか現代(天晶暦884年)に降り立った。自分が生まれる前の時代にまで遡ったことでイロハは生死の境を何度も越えることになる。


これが星唄ミッションのストーリーの始まりである。

イロハ醴泉神社の勾玉の導きの元、現代の冒険者光の神となる資格を得た。
また、暗闇の雲の影響で無の使者ヴォルトオスクーロ」と化していたDisjoined Oneも本来の姿――闇の神の器としての自分を取り戻す。
ここにすべての条件が揃い、新たな光と闇の神々となった冒険者同士の戦いで生まれた時の風によって、世界を覆いつつあった暗闇の雲は払われた。
暗闇の雲の「欠片」
醴泉島クリスタルの中に残っていた、暗闇の雲の欠片。

星唄ミッションのクライマックスではこれを払うため、大いなるものたちの力を借りて最後の死闘を繰り広げることになる。

本来は本体と同様に実体を持たない筈だったのだが、冒険者イロハを救うべく大いなるものたちの息吹フェニックスに注ぎ込んだ際にその余波で実体を得てしまい、結果神々でなくとも干渉が可能となり、命あるものとして『倒す』事が可能な存在になった。ただし、エンディングでは「大いなるものから得た力を解放し、小さいながらも力強い時の風を起こした」とイロハが言っていることから、実体化した暗闇の雲と戦い、力を弱めた上で時の風を起こすことで払うことができたようだ
注釈4
もっとも、小規模とはいえ人の身で至近距離から時の風を受けたことで、冒険者は死にそうになるが。


なお、実体化の影響なのか元々違う形で存在していたのか、希薄ではあるがCloud of Darknessとしての「意思」を有した存在となっている
注釈5
冒険者を倒したときに「風は止まる」という台詞を言うことから、時の風を起こして自分を払う可能性のある冒険者を敵と認識し、排除しようとしているのは確かだろう。


外見はヴォルトオスクーロの仮面をベースに、爪や尾などのパーツが浮かんだ異形のもの。FFIIIのデザインと比べると逆立つ髪や表情に面影はあるものの、それ以外の共通点は少ない。
関連項目
ラスボス

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