テュポーンはギリシャ神話に登場する神、ないし怪物
。
腕は伸ばすと世界の両端に達するほど巨大で、肩からは百の蛇の頭が生え、火を放つ目を持ち、腿から下は巨大な毒蛇がとぐろを巻いているという。
またガイアの子にしてエキドナの夫で、
キマイラ、
ケルベロス、
オルトロス、ラドン、
ヒュドラなどの怪物の父とされる。ゼウスに戦い挑み、捕らえたこともあったが、最終的には敗れてエトナ火山の下に封印された。
暴風や台風の神とされ、英語で台風を意味するtyphoonの語源にもなっている。
FFシリーズで主に風の力を持つのはこの伝承に由来するのだと思われる。