ファイナルファンタジータクティクスアドバンス

記事名読み
ふぁいなるふぁんたじーたくてぃくすあどばんす/Final Fantasy Tactics Advance
スクウェア・エニックスより2003年に発売されたゲームボーイアドバンス用ゲームソフト。
シミュレーションRPGの形式を採ったファイナルファンタジーシリーズの外伝的なゲーム。
略称は「FFTA」。

プロデューサーは松野泰己氏。同氏が関わった前作ファイナルファンタジータクティクスFFXIIと同じイヴァリースという世界が舞台となるが、直接的な話の繋がりはない。システム面では前作を継承した高低差のあるスクエアマップでのターン制のバトルであるが、「ロウ」と呼ばれる制約が存在する点が大きく異なる。ロウはいわばNG行動であり、ロウに指定されたコマンドを実行してしまうとユニットにペナルティが与えられる。このシステムについては賛否両論であった。

また、各ユニットのアビリティは定められた武器装備して戦闘することにより習得する
注釈1
正規シリーズで言えばFFIXに近い。
ように変更がなされている。これらアビリティをいくつか習得することでジョブチェンジが可能になるジョブも存在した。また、クエストの概念が導入されたなど、前作からの細かい変更点は地味に多い。

本作に登場するジョブは前作や過去シリーズを含めてもきわめつけに多く、FFXIに登場するジョブもほとんどが登場している
注釈2
暗黒騎士コルセアはいない。また、戦士モンクナイトはいくつかのジョブに分かれているためジョブ名称としては存在しない。
。正規シリーズには一切登場していなかったからくり士
注釈3
正確には「カラクリ士」。ジョブデザインもFFXIからくり士とはだいぶ異なる。
が唯一登場している作品としても興味深い。

2007年10月25日にニンテンドーDSで発売された続編。略称は「FFTA2」。
前作とは異なり、こちらはFFXIIの数年後という設定
注釈4
なお、初代FFTは更にその約1200年後という時代設定。また、本作の主人公が元いた世界の時代は、前作の十数年後と思われる。
で、FFXIIの登場人物が何人かゲストとして登場している。

プロローグイベントの「夏休みのアンケート」の選択肢において、
戦士のレベルを75にする!」という、FFXIプレイヤーにとっては思わずにやりとしてしまう(生々しい)選択肢がある。
注釈5
実際に夏休みを丸々使うような労力ではあるだろう。というか、小学生でヴァナ冒険者なのもどうなのか。
注釈6
折りしも学者発表直前の発売であり、サブタイトルも相まって狙っていたのでは、とは考えすぎだろうか。


他にも、クエスト内容やアビリティの名称や特徴など、FFXIへのオマージュと思われる要素が各所に散見されるため、FFXIプレイヤーならば一層楽しめることだろう。

関連項目
ファイナルファンタジー

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