オベリスクとは古代エジプトで王を讃えるために製作された
記念碑(モニュメント)の一種で、頭頂部がピラミッド状になった四角錐の石柱である。
そのほとんどが花崗岩を加工したもので、四方の断面部分にはエジプト文字の1つであるヒエログリフ(
神聖文字)が刻まれており、神秘的な雰囲気を携えている。
また
記念碑としてだけでなくその大きさと形状から作られる影から日時計としての役割も担っていたとされる。
その見栄えからかローマ帝国により多くの
オベリスクが
戦利品として略奪され、帝国領の各地へと散逸したため、現存する30本の
オベリスクのうち2本を除きほとんどがエジプト外にある。