ネットワーク上で女(♀)として振舞っている男(♂)。「
ネットオ
カマ」を縮めた表現。
逆に女性がネットワーク上で男性として振舞うことは「
ネナベ(ネットオナベの略)」と云われる。
ネットワークコミュニティ用語として、
FF11以前より広く使用されている用語。
オンラインゲームである
FF11としては
プレイヤーの
性別に関係なく
キャラクターの種別
性別を選択することが可能なため、一般的なコミュニケーションサイト(掲示板、
チャット、メーリングリスト等)に登場する
ネカマと比較するとその存在に関する問題性の深刻さはあまりないものの、若年の
プレイヤーの中には「
キャラの
性別=
プレイヤーの
性別」と頭から信じていたりするので、
ロールプレイ等の「なりきり」プレイをする
プレイヤー側はある程度モラルを守る姿勢は必要だろう。
あくまで、基本的に
プレイヤーは本人の
性別に関係なく
キャラクターを作成し冒険すること自体は何ら問題がない。
自分好みの種別、外見の
キャラクターを作成して冒険をするということは、常に画面上に自分好みの
キャラクターを見ていることができ、尚且つ自分好みの台詞の言い回しや、立ち振る舞い等をすることで、他人へではなくまず自分自身へその
キャラクターの存在感を際立たせることで冒険の楽しさを増倍させることもできる。
特に
セカンドキャラクターとして作成する
倉庫キャラは、自分好みの異性
キャラを作成するケースは
リアル男性、
リアル女性関係なくしばしばみられ、ファースト
キャラクターが十分成長したり、友人と行動を共にしている最中でその場から動かせない代わりに、
倉庫の
レベリングを初めてそのまま自分好みの
キャラクターでの行動に楽しみを見出したり、と
リアル男性、
リアル女性に限らず
ロールプレイ(なりきりのほうの意味)として結果的に
ネカマ、
ネナベという現象が発生しているようである。
好きなあの子が
リアル同性だった、と言うケースは日常茶飯事で、詳しく聞いてみたらお互い
ネカマと
ネナベだったなど、
中の人の背景も悲喜こもごも。
なお、長年
RPに慣れた
プレイヤー(TRPG等の
プレイヤーに多い)の中には、
キャラに
萌えれば
中の人の
性別なんてどうでもいい、と言う猛者も存在する。このような
プレイヤーは、あくまでゲーム上の
キャラでの
RP,
キャラ遊びとして「
中の人の
性別を気にする方が無粋」と言う考えを持つケースが多い為、
リアル性別を気にする人とは相容れない事も多いようだ。
女性の場合は、かっこいい男性
キャラを使用したいという場合に加え、女性
キャラクターを使っている際に起こる交流トラブルや、異性間の問題を嫌がって、気楽な男性
キャラクターを使用して意図的に
ネナベを演じるケースも少なくない。
逆に男性の場合、周囲の男性から「ちやほやされる」「貢がれる」事を期待して女性として振る舞うことも多いようだ。
こうした場合、男性のツボを男性である
ネカマ自身が心得ている為か、引っ掛けられた相手は騙されている事に気付かず、ひどい場合には彼女(
ネカマ)を喜ばせたい
一心から他者の権利を侵害したり、財産を騙し取ろうとする、
ハラスメントを行って気に入らない相手をコミュニティーから追い出す、などの行為に及ぶこともある。こうなると(
中の人の
性別にかかわらず)「
非女」と「
従者」と呼ばれ、さげすまれることとなる(当然、
アカウント停止ものの行為である)。
キャラ萌えにしろ、
リアルでの発展を願ってのことにしろ、自分たち二人の関係で済まされるうちは問題ないが、他者に迷惑をかけていないかどうか、心当たりのある向きは一度冷静にわが身を
振り返るべきだろう。
ネカマであっても仲間にはカミングアウトしてる者もいれば、
リアルフレやごく一部のフレにしか公表していない者、一切誰にもばらしていない者
プレイ開始当初に自分が男性だと打ち明けられなかったのに加え、丁寧な言葉遣いで話していたばかりに、周囲から完全に女性だと思われ、今更打ち明けられなくなってしまった、というパターンもある。
と様々である。
一般的に後者になっていくほど、ばれた時の周囲の反感は高い。