チュルソス(Thyrsus)はラテン語で幹という意味だが、この場合はおそらくギリシャ神話の酒の神バッカスの信者が携えた杖のことを意味する。
サイトによってはバッカスの杖と紹介しているところもあるが、杖はバッカスの象徴であってバッカス自身がこの杖を用いたわけではないようだ。ただ、バッカスが描かれるときはチュルソスかフェンネル(セリ科の植物)の杖を持った姿で描かれることが多い。
stabは英語では「刺す」という意味になるが、「シュタプ」という発音から
ドイツ語の「杖」(英語でいうところのstaff)のことと思われる。この杖はさしずめ「バッカスの杖」と言ったところであろうか。