天晶暦829年に黒龍
ヴリトラに
王都サンドリアが襲われた事件。
時の
サンドリアは
二王時代が終結し、
ランペール王の世となっていた。824年には皇太子に息子(
デスティン)が誕生し、西王側の支配体制が整いつつある時期であり、黒龍の来襲はまさに青天の霹靂であったことであろう。
ランペールは翌830年に黒龍の住処を突き当て、これを退治したことで、民衆から龍王のふたつ名を贈られることになる。黒龍はその翌年に完成した
龍王ランペールの墓に封じらることとなった。これに関しては、
ランペールが黒龍と契約を交わして死後の墓守を命じた、という噂もある。