昆吾鉄

記事名読み
こんごてつ/Kunwu Iron/Kunwu-Eisen/Kunwu ferreux
金属材の一つ。12個スタック可。
東方の製法による昆吾鉄の塊。

レシピから推測すると、東方の製法によるダーク鋼といえなくもない。
ブラックプレートアーマーの各部位の合成に必須な原料である。

売却標準価格は1,400ギル
鍛冶皆伝レシピスキル:90)]
炎のクリスタル
昆吾石×3 + 黒鉄鉱

NQ昆吾鉄×1個
HQによる変化はなし

材料となる昆吾石が高難易度なBF帝龍降臨應龍来来)の報酬のみであったころは、供給量は極めて少なく、市場に流通することは稀であった。
ブラックプレートアーマーの各部位それぞれの合成には、1つ以上要求されることになる
注釈1
全部位を作る場合、昆吾鉄×6が必要。しかも昆吾板という中間素材を経由する場合もあり、合成失敗のリスクはそれだけ高くなっている。

設定
(中略)昆吾鉄の昆吾とは、東方にあると云う伝説の地。かつて、そこで採石された石より、数多くの名剣が生み出されていたと云う。

ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団 編 ファッション2007
ブラックプレートアーマー」より一部抜粋

この設定には、後述する海内十洲記の昆吾の影響が見て取れる。
コラム
昆吾と言うのは遙か昔、中国神話時代の末期に盛隆した夏王朝に朝貢する属国の一つにその名を確認する事が出来る。青銅など金属を精錬するのに長けていた国だったようだ。

ただし、設定を見る限りではこの昆吾鉄という名称は、おそらく中国の伝奇『海内十洲記』から採ったものであると思われる。
 『海内十洲記』は漢の文官である東方朔が武帝に語ったとされる物語で
注釈2
成立はそれより400年ほど下った六朝時代とされる
、彼が見聞きしたという海中に浮かぶ十の洲(しま)についての記述であり、道教的な神仙世界が描写されている。
 その中に、西海の十九万里の彼方にある流洲という国に関する記述がある。山川や積石が多いため流洲は別名を昆吾と呼ばれている。その石を精錬すると鉄をつくることができ、その鉄で鍛えた剣は水晶のように輝いて洞窟を照らし、玉を泥のように割ることができるという
注釈3
流洲在西海中,地方三千里,去東岸十九萬里。上多山川積石,名為昆吾。冶其石成鉄,作劍光明洞照,如水精状,割玉物如割泥。亦饒仙家。

 伝統的にFFシリーズは、世界各地の神話・伝承を元ネタとして取り込むことに貪欲であるが、西洋的ダークヒーローのイメージのある暗黒騎士専用鎧の素材として中国道教風味のものを持ってくる辺りまことに節操がなくて、ある意味いかにもFFらしいと言えるかもしれない
注釈4
同じく中国風の名称を持つ應龍のドロップアイテムとしては相応しいかもしれない。

関連項目
ブラックプレートアーマー

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