サンドリア王国の歴史上の人物。歴代の
宰相の1人。生年 ? ~ 651年。
天晶暦650年前後(約230年前)に
宰相として政務を取り仕切った。
当時の
サンドリアは
天晶暦641年に狩王ドルミリックが逝去し、後に美食王と呼ばれる
シャラムビール2世の治世となっていた。王の贅沢のせいなのか、それとも
バストゥークや
オーク軍との戦いで
サンドリア全体が疲弊していたのかは定かではないが、当時の王室財政は逼迫しており、
ロモビアは644年から経済革命を断行する。
特に目を引くのは647年から行った
サンドリア国教会の領地削減措置である。国教会は宗教団体ではあるが、
サンドリア王家と密接に結びつき、政治的にも介入することがあるなど強い権力を持っており、その力を削ぐというのは
宰相といえど大胆な決断だったことだろう。
このように
ロモビアは聖域なき改革を断行しようとしたが、651年に何者かに暗殺された。
明言はされていないが、教会関係者によって暗殺された可能性があり、
サンドリア国教会の暗部を示唆するような出来事であった。